紅白初出場にも期待の「新しい学校のリーダーズ」。止まらぬ勢いと大ブレークの理由は?

首振りダンスで大ブレークしている「新しい学校のリーダーズ」について、これまでの歴史を振り返りながら魅力に迫っていきます。最近グループを知った人でも、読めばブームに乗れる解説記事となっています。(サムネイル画像出典:新しい学校のリーダーズ 公式Webサイト)

高クオリティな楽曲に音楽好きからも高評価

マネジメントは、「きゃりーぱみゅぱみゅ」を中心に、日本独自のカルチャーを作り続ける「アソビシステム」、バラドルやモデルが多く在籍する「TWIN PLANET」、さらにテレビ朝日ミュージックの合同マネジメントという形で行っています。

特に「アソビシステム」は音楽の仕事に強く、「新しい学校のリーダーズ」もデビューシングルは、「PE'Z」や「東京事変」の活動でも知られる「H ZETT M」さんがプロデュース。2018年3月21日に発売された1stアルバム『マエナラワナイ』も「H ZETT M」さんがプロデュースし、ハイクオリティな楽曲群が音楽好きの間で高い評価を得ました。
『マエナラワナイ』(画像出典:Amazon)
『マエナラワナイ』(画像出典:Amazon
その勢いのままに、筆者も参加していた『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018』に出演。正直、存在を知らない観客が多かった中で、インパクトのあるステージを披露しました。

2020年に突然の海外進出。圧倒的なパフォーマンスで話題に

そんな「新しい学校のリーダーズ」ですが、ブレーク前はイベントなどに出演し細々と活動していた印象。しかし、突然の海外挑戦の表明で、メディア関係者を驚かせることになります。2020年11月24日に、アメリカを拠点とする音楽レーベル「88rising」と契約を達成。海外では、「ATARASHII GAKKO!」というアーティスト名で活動することを発表しました。
  日本で目立った実績もなかった「新しい学校のリーダーズ」ですが、海外挑戦できたのは楽曲クオリティの高さと、圧倒的なダンスパフォーマンスを持っているからです。全曲メンバーが振り付けを行い、学校の組体操をイメージさせる創作ダンスでステージを構成。派手なパフォーマンスは言語の壁を超え、日本より先にアメリカで話題を集めることになります。

海外での活躍もあり、音楽やカルチャーが好きなティーン層から話題を集め、2021年3月にはTikTokのフォロワー数が100万人を突破。しかも、同年にHey! Say! JUMPのシングル『ネガティブファイター』の振り付けを担当するなど、Z世代の間では注目の存在になっていました。
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『オトナブルー』の大ヒットとさらなる活躍
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