2023年9月29日、横浜・みなとみらいに「Kアリーナ横浜」が開業! 「すべては『音楽』を楽しむために」をコンセプトとした、世界最大級の音楽特化型アリーナ会場です。開業に先立って報道陣に公開されたので、座席からの見え方や音響、設備など驚きの全貌を紹介します(画像は全て筆者撮影)。
音楽に特化したアリーナ会場では世界最大級!
「Kアリーナ横浜」の最大の特徴は、音楽に特化したアリーナ会場ということ。延床面積は約5万3852平方メートル、高さは地上9階(約45メートル)という規模で、座席数は2万33席(アリーナスタンディング時は2万2000人収容)を誇ります。音楽に特化したアリーナ会場では、世界最大級だそうです(ケン・コーポレーション調べ)。
参考までに、「横浜アリーナ」は約1万7000人、「ぴあアリーナMM」は約1万2000人(スタンディング時)、「KT Zepp Yokohama」は約2100人(スタンディング時)という収容人数(キャパ)です。いずれかの会場に行ったことのある人は、Kアリーナの規模感が分かることと思います。
場所は、JR横浜駅から徒歩約10分、みなとみらい線 新高島駅から徒歩約5分。商業施設の横浜ベイクォーターから川を挟んだ対岸のウォーターフロントに位置します。
全ての座席がステージ正面を向いた扇形
ステージ前方の「アリーナ」と、三層構造の「スタンド」<ロアー(LEVEL3)、ミドル(LEVEL5)、アッパー(LEVEL7)>の全席が、ステージの正面に向けて配置された扇形になっているのが特徴。
最後方の端の席からステージを見てみましたが、遮るものはなく、思っていた以上にステージが見やすかったです。傾斜が付いていて、列が互い違いの千鳥配列になっているので、前の人の頭が気になることもなさそうです。
合わせて、ハイクラスのスピーカーを会場内に約200カ所設置することで、全席に良質で全身を震わせる「音」が届くとのこと。音楽ライブでどんな「音」が体験できるのか、期待に胸がふくらみます。
このほか、主催者や企業向けに「VIPエリア LEVEL6」も設けられており、特別なゲストにふさわしい特別な空間やサービスを提供します。
アリーナ席にも快適なファブリックシートを導入
長時間快適に過ごせるようにと、全席にファブリックシートが導入されています。驚くのは、パイプ椅子が並ぶことの多いアリーナ席にもファブリックシートが設置されていること。1脚10万円(!)もの費用をかけたとのことで、座り心地はバツグンでした。
もう1つ驚いたのが、1つの座席にカップホルダーが2個ついていること(一部座席を除く)。飲食持ち込み可能なライブの場合、2個使えるとかなり便利ですよね。
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