『VIVANT』最終回 衝撃ラスト展開あるも伏線回収で終結! 続編の予感も……?

9月17日に放送されたドラマ『VIVANT』最終話のストーリーをおさらいしつつ、SNSに寄せられた反響を振り返ります。(画像出典:TBS『VIVANT』公式サイト)

堺雅人さん主演のドラマ『VIVANT』(TBS系)が9月17日放送回で堂々完結! ストーリーをおさらいしつつ、SNSに寄せられた反響を振り返ります。
 

>前回(第9話)のあらすじはコチラ

 

VIVANT
画像出典:TBS系『VIVANT』公式サイト

 

最終回のあらすじ

「別班の任務としてここに来た」と告白した乃木(堺雅人)に刀を向けるベキ(役所広司)。しかし振り下ろした先は彼を縛り上げていた縄で、黒須(松坂桃李)も同様に解放。“テント”がフローライト採掘の権利を手に入れれば、テロや犯罪行為をせずとも孤児たちを救う資金を得られ、ひいては日本を守ることにもつながる――乃木は黒須とともに力を貸し、テントが採掘権を得られるよう奔走。

その矢先、ノコル(二宮和也)の親友・ゴビ(馬場徹)が裏切っており、バルカ共和国の外務大臣・ワニズ(河内大和)と手を組んでいたことが判明。しかし乃木はベキ、バトラカ(林泰文)、ピヨ(吉原光夫)の身柄を引き渡すことを条件に、公安の野崎(阿部寛)の協力を得て、日本大使・西岡(檀れい)を味方につけ交渉を有利に終結させます。

テントを解体し、バルカの国と子どもたちの未来をノコルに託したベキは、バトラカ、ピヨとともに日本へ。しかし到着するや、実はテントのモニターだった公安刑事・新庄(竜星涼)の手引きにより逃亡。「最終標的は日本」「恨みはもうなくなった」というベキの言葉は嘘で、今でもバルカで自分と家族を見捨てた公安の元上官――現在は内閣官房副長官・上原(橋爪功)への復讐を果たすことを諦めてはいなかったのです。

ベキの犯行を制止すべく現場に急ぐ乃木。父子は再び対峙(たいじ)し、銃を向け合います。「お前に父親の俺は撃てない」とベキ。しかし乃木はベキ、バトラカ、ピヨの3人を狙撃。彼らの銃には弾は入っておらず、初めから死ぬつもりでいたと判明。乃木がノコルに全てを報告すると、ノコルは「ありがとう……兄さん」と応えるのでした。

元上官の邸宅は火事で炎上し、自殺を図ったベキら3名の亡骸は煤同然という決着に。乃木はようやく自分を待つ薫(二階堂ふみ)、ジャミーン(Nandin-Erdene Khongorzul)のもとへと帰還。抱きしめ合って感動の再会を果たす中、別班からの呼び出しサインである饅頭がお供えされているのを見つけ――。

 

VIVANT
画像出典:TBS系『VIVANT』公式サイト

 

伏線回収され納得の最終話! 父子再びの対峙に感動するも続編の予感

数々の伏線が回収された感動の最終回。しかしベキらが生きている可能性や、別班の次の任務がすぐに発生する予感を感じさせるラストシーンには、続編を期待せずにはいられませんでした。

X(旧Twitter)では、「チンギスがテントに救われた孤児だったとは…」「結局1億ドルって回収できたの?」「新庄は山本を見逃した時点でテントモニターの伏線あったじゃん」「ベキ達が日本で何を実行するのかとか、まだもしかしたら長野専務はただの不倫で終わりではないかもだし、二階堂ふみちゃんの医師もただの医師ではないかも」「回収されてない所が多すぎでVIVANTの続編は確実だと思う」「配役のMVPは、視聴者の中に多大なミスリードを生んだ小日向文世さんだと思う」など、いまだ考察熱が冷めやらないコメントが殺到しています。

列島を席巻した“VIVANT旋風”は勢い衰えず。壮大なスケールのストーリー展開に毎話衝撃を受けた本作の続編を、ぜひ劇場やシリーズ展開で堪能したいものです。
 

この記事の筆者:地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。  

 

『VIVANT』あらすじ&見どころバックナンバー

第9話 ベキ青年期役・林遣都の演技力が圧巻!
第8話 堺雅人“乃木”×二宮和也“ノコル”の兄弟対決が間近か?
第7話 堺雅人“乃木”、仲間を裏切る衝撃ラスト
第6話 テロ組織“テント”の非道な制裁に悲鳴
第5話 テロ組織リーダーまさかの正体に視聴者熱狂
第4話 松坂桃李ついに登場&“乃木”堺雅人まさかの正体判明
第3話 松坂桃李、未だ登場せずトレンド入り
第2話 判明したVIVANTの意味とは?
第1話 大迫力の開幕! 隠れキャストも明かされファン歓喜
 

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