世界を知れば日本が見える 第29回

なぜヤフーに行政指導? 韓国NAVERとの関連やLINEも含めた懸念点をひも解く

総務省がヤフーに行政指導を行ったが、実はその少し前にLINE関係者からあることを耳にしていた。それは……。

「LINEヤフー」誕生、3社の合併によりどうなるか

そして2023年2月、今度はZホールディングスとLINE、ヤフーの3社が合併することを発表した。意思決定の迅速化や組織のスリム化などが目的とされているが、今後はLINEが社内における影響力を強めていくと分かる人事がなされている。社名も「LINEヤフー」となることが決まった。

2023年10月に「LINEヤフー」が誕生する(画像出典:Koshiro K / Shutterstock.com)
2023年10月に「LINEヤフー」が誕生する(画像出典:Koshiro K / Shutterstock.com)

合併企業が始動するのは10月。ところが、その前からグループ内では事業の効率化という名目でいろいろと新たな動きが始まっている。
 

「Yahoo! JAPAN」の検索エンジンをNAVERに変更する計画も

そのうちの1つが、これまでGoogle(グーグル)の検索システムを使ってきたYahoo! JAPANの検索エンジンを、NAVERの検索システムに変えるという計画だった。背景には、LINEがグループ内で影響力を強めていることがある。

それを実現するため、試験的に検索ワードなどのデータがNAVERに提供され、蓄積されていたのである。これを、ユーザーにきちんと説明することなく行っていたために、総務省から行政指導を受けることになった。


>次ページ:総務省が問題視していること
 

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