意外と知らないグルメのひみつ 第42回

そうめんは“流す”だけじゃない! 家で楽しめる「利きそうめん」「顔そうめん」のレシピを考案してみた

「流しそうめん」以外に、家でそうめんを楽しむ方法は? 今回は、もっと気軽に楽しめるそうめんアイデアをグルメライターが2つ考えてみました。

夏に食べたくなる料理、そうめん。キャンプなどで「流しそうめん」を楽しむ人も多いのではないでしょうか。

せっかくなら、家でも「流しそうめん」や「そうめん流し」を楽しみたい! しかし、調べてみると竹樋(たけどい)代わりに牛乳パックやペットボトルをつなげて流すワザありアイデアもありましたが、ちょっと手間がかかりそう。手軽にとなると、やはり専用の流し器が欲しくなりますよね……。

そこで今回は、もっと気軽に楽しめるそうめんアイデアを2つ考えてみました。
 

家でそうめんを気軽に楽しむ! アイデア1:利きそうめん

五色そうめんを使った「利きそうめん」
五色そうめんを使った「利きそうめん」

梅や抹茶など、色や香りがついたそうめんをまとめてゆでて味比べを楽しむ「利きそうめん」。
 
麺の端をたこ糸で縛ってからゆでます
そうめんの帯はゆでる直前に外します

まずはゆでる前に、たこ糸でそうめんの端の部分を縛っておきましょう。他の色と一緒にゆでてもバラバラになりません。
 
お湯の量は2束で約1リットルが目安です
お湯の量は2束で約1リットルが目安です

お湯の量の目安は2束で約1リットル。たこ糸を縛った部分を先に数秒浸すと、ほどけにくくなります。泳がせるように箸でほぐしながら、2束ずつ1分半~2分ほどゆでていきましょう。一度にそうめんを何束も入れてしまうと十分にゆでられず、硬い部分が残ってしまうので注意です。
 
結び目部分に箸を入れると持ち上げやすいです
結び目部分に箸を入れると持ち上げやすいです

時間になったら持ち上げて冷水にとり、もみ洗いしてぬめりを取ります。鍋のお湯は捨てずに、そのまま次々にそうめんをゆでていきましょう。お湯が少なくなったら追加してくださいね。
 
結び目の端は硬いので切り落とします
結び目の端は硬いので切り落とします

結び目の端は硬いので、食べずに手前の部分から切り落とします。あとは盛り付けるだけ! 大皿にドンと盛り付けても、一口ずつ丸めてもOKです。
 

みかん、抹茶……!? 鮮やかな五色そうめんで色ごとに味を当ててみよう

五色そうめんで楽しむ「利きそうめん」
五色そうめんで色ごとに味を当てよう!

いつも通りめんつゆで楽しむのも良いのですが、より的確に当てるなら冷水につけて食べるのもおすすめです。
 
味がダイレクトに伝わる「水そうめん」
味がダイレクトに伝わる「水そうめん」

水につけて食べるそうめんは、香りや味がダイレクトに伝わります!

ちなみに今回購入した色束は、

・黄色→みかん
・緑→抹茶
・赤→梅
・茶→もち麦
・白→プレーン


という結果でした。

梅や抹茶は風味が強くて分かりやすかったのですぐに正解! もち麦は難易度が高かったのですが、白いそうめんとは違う麦の香りをほんのりと感じました。色別のそうめん以外にも、産地や種類などの違いで利きそうめんをしてみてもいいですね。


>次のページ:見た目もかわいい! 「顔そうめん」の作り方
 
Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

連載バックナンバー

Pick up

注目の連載

  • ここがヘンだよ、ニッポン企業

    【ニチガク倒産は序章に過ぎない】SNSの更新が止まったら要注意? “ヤバい予備校”の見分け方

  • ヒナタカの雑食系映画論

    映画『花束みたいな恋をした』考察。2人は本当に「麦の就職」によってすれ違った? タイトルの意味は

  • 世界を知れば日本が見える

    トランプ政権を軸に「2025年の国際情勢」を予想。行き当たりばったりの日本は渡り合えるのか

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    【要注意】羽田に行くはずが品川へ!? 武蔵小杉と京急蒲田…首都圏2大“迷宮駅”の絶望トラップ