タピオカ、マリトッツォ、カヌレなど毎年はやりのスイーツが現れますが、2023年は何がはやるのでしょうか?
編集部が「2023年の夏はコレがはやるのではないか!?」と注目しているのは、爽やかな見た目が夏にぴったりの「錦玉羹」。編集部の実食リポートとともにお届けします。
夏に人気の「錦玉羹」3種を編集部で食べ比べ!
そもそも「錦玉羹」、何て読むんだ……? と思った方も多いのでは。「きんぎょくかん」と読むそうです。錦玉羹は、煮溶かした寒天に砂糖や水あめなどを加えて固めた和菓子です。透明感のある質感を生かして、着色によって水や川、空、夜空などを表現することができ、その爽やかな見た目から夏に多く登場します。
今回は、錦玉羹3種類を編集部で購入し、食べ比べをしてみました。
今回購入したのは、とらやの「夏の浜辺」、両口屋是清の「沢の翠」、七條甘春堂の「京羊羹 天の川」です。箱のデザインからも商品それぞれのコンセプトを感じます。
上品な甘さが魅力! とらや「夏の浜辺」
気になる中身を見るべく、とらやの「夏の浜辺」からいざ開封!エメラルドグリーン、白、黄色の三層で、とても重厚感のある上品な色合いです。エメラルドグリーンの部分が錦玉羹、真ん中は錦玉羹に道明寺粉を加えた白道明寺羹、1番下は白煉(びゃくれん)羊羹で、小豆があしらわれています。いつまでも心に残る、美しい夏の浜辺を表現しているそうです。
食べてみると、「さすがとらや!」と言わざるを得ない、上品な甘さが口の中に広がります。食感をしっかり楽しめる、固めの錦玉羹と、滑らかさに加え控え目な甘さが際立つ白煉羊羹の相性が抜群です。
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