意外と知らないグルメのひみつ 第37回

卵のMサイズとLサイズはどう違う? どっちの方がお得? 品薄状態の今知っておきたい「卵の選び方」

スーパーで卵を買う際、時々見かける卵の大きさの表示。値段も異なる場合がありますが「S・M・Lでどう違うんだろう」と思ったことはありませんか? じつはこのサイズは卵白量の違いで、卵黄はどれも同じ大きさなんです。どうしてサイズに違いが出るのか、どう買い分ければいいのかを解説します!

スーパーで卵を買うとき、皆さんはどう選んでいますか? 価格? 卵の大きさ? 実は「Mサイズ」「Lサイズ」などの違いは卵白の量だけで、卵黄はどれも同じサイズなんです。どう買い分ければいいのか、そもそもどうしてサイズに違いが出るのか、調理師免許を持つグルメライターの筆者が詳しく解説します! 
 

卵の「卵黄(黄身)」はどのサイズでも一緒!

現在は鳥インフルエンザの影響で卵自体が品薄になっていることもあり、サイズが混在した「ミックス卵」もよく見かけるようになっています

卵のサイズは農林水産省が定めた規格があり、SS~LLまで重さ別で6種類に分けられています。

一般的に、スーパーの店頭に並んでいるのはMまたはLサイズが多いですよね。規格ではMサイズが58グラム以上64グラム未満のもの、Lサイズならば64グラム以上70グラム未満と決まっています。
 

卵のMサイズとLサイズは「卵白の量」が違う


ただ、ここで違うのは卵白(白身)の量だけ。卵黄(黄身)の部分はどのサイズでもおよそ20グラムと、ほとんど変わらないんです。

栄養面で見ると、卵白は約9割が水分で残りのほとんどはタンパク質。一方で卵黄は約5割が水分で、その他にタンパク質や脂質、リジンやメチオニンなどの必須アミノ酸も含まれています。「Lサイズだから栄養価も高い」というわけではないんですね。


>次のページ:卵のMサイズとLサイズ、お得なのはどっち?
 

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