くず野菜も立派なだし「ベジブロス」に!
調理の際、必ず出る食べられない部分。タマネギやニンジン、ジャガイモの皮などはその代表格ですよね。
でも、ニンジンの皮にはβカロテン、タマネギの皮には抗酸化ポリフェノールの一種であるケルセチンなど、食べられる部分と同じように栄養素が多く含まれているのです。これらを有効活用するには、「野菜だし(ベジブロス)」にするのがおすすめです。
使う野菜は基本的に何でもOK! ネギの頭やセロリの筋、ピーマンの種、トマトの皮などもおすすめです。汚れやワックス、残留農薬が気になる人は、野菜や果物も洗える洗剤で洗っておきましょう。タマネギも1番外側の皮は捨てておく方がおすすめ。ジャガイモの皮を使う際は、毒性のある芽をしっかり取り除いてくださいね。
作り方は簡単。調理の際に冷凍しておき、鍋1杯程度にたまったら、少量のお酒と共に水からコトコト30分程度煮ていきます。最後にしっかり濾せば、栄養が詰まったベジブロスが完成です。
果物の皮は掃除に活用しよう!
果物の皮も活用できます! 特にかんきつ類は油汚れや臭いに効果あり。例えばミカンの皮は油汚れの掃除に最適。裏側の白い部分でガスコンロなどをこするときれいに落ちます。天日干しで乾燥させておけば、入浴剤代わりにも。
レモンの皮は電子レンジの掃除に使いましょう。耐熱容器にレモンの皮とひたひたの水を加え、2~3分加熱すると、庫内に満ちた蒸気で消臭効果が得られます。レモンの皮は少し冷ましてから庫内を磨くと汚れも落ちます。
また、リンゴを食べた時は、芯を捨ててしまう前にぜひシンク周りをこすってみてください。気になるくもりやヌメリがきれいに落ちます。
いつも何気なく捨ててしまっていた皮や芯を無駄なく活用! 栄養が摂取できるだけでなく、ゴミも減らせます。どれも手軽に試せるものばかりなので、ぜひ始めてみてはいかがでしょうか。
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