ヒナタカの雑食系映画論 第13回

映画『スラムダンク』で注目される「無音演出」。あえて“セリフなし”の無音シーンが重要な作品を厳選

大ヒット上映中のアニメ映画『THE FIRST SLAM DUNK』と同様に、「無音」のシーンが重要な映画をまとめました。聴覚障がい者の気持ちに寄り添うドラマ、ハラハラドキドキのサスペンスホラー、ジブリ映画などに分けて紹介します。

ジブリ映画にも無音演出があった!

実写映画だけではなく、アニメでもちろん無音の演出が生かされている例もあります。中でもジブリ映画が印象に残っている人は多いのではないでしょうか。その中から3作品紹介します。
 

■『魔女の宅急便』


無音の演出があるのは「落ちてしまいそうになる」クライマックス。目を背けてしまいそうになるほどハラハラしてしまう一連のシーンの最後の数秒だけ、無音になる演出が見事に生かされています。
 

■『もののけ姫』


暗闇の中で「シシガミ」が歩いてくるたびに地面から草花が生えてくる場面で、一切の音がなくなっています。良い意味で「夢か現実かも分からない」幻想的なシーンになっていました。
 

■『天空の城ラピュタ』


無音になっているのは「竜の巣」の中に飛んで行った瞬間のこと。主人公のパズーがある幻を見たときに無音になっています。そのシチュエーションと口の動きから、何を言ったかは分かるはず。


※各動画配信サービスの情報は執筆時(2023年1月30日現在)のものです。最新の内容をご確認ください。


>次のページ:スター・ウォーズも! 「セリフなし」だからこそ感動が伝わる映画

 
Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

連載バックナンバー

Pick up

注目の連載

  • ヒナタカの雑食系映画論

    映画『マジカル・シークレット・ツアー』はどこまでが実話? 主婦役に「有村架純以外は考えていなかった」理由

  • どうする学校?どうなの保護者?

    「不登校はペナルティー?」給食費無償化の盲点、“食べられない子”への支援から外れる自治体も

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    南海電鉄の新・観光列車「GRAN 天空」は“高野線の救世主”となれるか。100年ぶりサービス復活の勝算

  • 海外から眺めてみたら! 不思議大国ジャパン

    「移民」に冷たいのはどっちなのか? スイスの厳格過ぎる学歴選別と、日本の曖昧過ぎる外国人政策