冬本番前にやらないと電気代が……! エアコンの“暖房”電気代を節約する5つのポイント

電気代の値上げを受け、冬のエアコンの使用を控えて「節電」を心掛けようと考えている人もいるのでは。パナソニックが公開した冬のエアコンの節電方法を紹介します。

冬本番前にチェックしておきたい! エアコンの電気代を節約する5つのポイント

パナソニック エアーマイスターの福田風子さんは「(エアコンを使うのを)我慢するのではなく、エアコン暖房を上手に節電しながら利用して快適に過ごしたい」として、エアコンの電気代を節約する5つのポイントを紹介しています。
 

1. エアコンのフィルター掃除を小まめに
室内機のフィルターにホコリがたまると目詰まりし、空気を取り入れる量が減ってしまいます。結果、エアコンは必要な空気を確保しようとして、余計なパワーを使ってしまうもの。同社の実験によると、実際に1年間掃除をしない場合は掃除をした場合に比べて、年間で約25%も電気料金が無駄になってしまったそう。フィルター掃除をすることで、年間約1万円(※)以上も電気代を節約できるとしています。※パナソニック製品「CS-F402D2」を使用。電気代32円/kWhでの実験
 

2. 湿度と温度をコントロール
同じ設定温度でも、湿度が上がると体感温度が上がります。冬は湿度を上げることで乾燥を防ぐだけでなく、暖かく感じられるので、加湿を心掛けると良いそうです。
 

またエアコンの設定温度を1℃変えるだけでも、節約につながるもの。「環境省によると、夏の冷房時に1℃高くすると約13%、冬の暖房時に1℃低くすると約10%の消費電力が削減されるとのことなので、意識してみてください」(同社)としています。
 

3. 熱が出入りしやすい窓は、断熱性を上げる工夫を

窓は断熱性を上げる工夫を

室内の熱は窓からの出入りが最も多くなるため、断熱シートや断熱カーテンをうまく活用するのもおすすめ。カーテンは床まで届くタイプにすると、冬、隙間から侵入する冷気を抑えられるそうです。窓と部屋の間に空気の層をつくるために、カーテンを2枚使ったり、内窓を設置したりするのも良いとのことです。
 

4. サーキュレーターで室内の温度ムラをなくす

サーキュレーターを活用

暖かい空気は上へ移動するので、サーキュレーターで室内の空気を循環させることが必要。冬の場合はエアコンの対角線上に設置し、上向きに風を送ると天井付近にたまった暖気が室内に循環しやすくなります。人に風が当たると体感温度が下がって寒く感じるので、送風する角度も調整すると良いそうです。
 

5. 室外機の環境も定期的にチェック
フィルターほどの頻度でお手入れをする必要はありませんが、室外機も意外に汚れるもの。ホコリや落ち葉などのゴミがたまると熱交換の効率が下がり、消費電力アップにつながる可能性もあるので、特に風の強い日や台風が過ぎた後にはチェックしてください、とのことです。


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