「日本グミ協会」とは? 「グミの日」って何? 日本グミ協会の名誉会長にギモンをぶつけてみた

9月3日は「グミの日」。「グ(9)ミ(3)」と読めることから、UHA味覚糖が制定したものです。All About編集部は、「日本グミ協会」の“名誉会長”である武者慶佑さんにインタビューを実施。日本グミ協会、グミの日、そして武者さん自身についてなど、たっぷりとお話を聞いてきました。

9月3日は「グミの日」とされています。これは、「グ(9)ミ(3)」と読めることから、UHA味覚糖が制定したものです。

この「グミの日」、どうやらお菓子メーカーによってはグミのプレゼントなどの企画が行われている様子。そしてその企画には、お菓子メーカーに加えて「日本グミ協会」なる団体が関わっているようです。いったいどういうことなのでしょうか。

All About編集部は、日本グミ協会の「名誉会長」である武者慶佑さんにインタビューを実施。日本グミ協会、グミの日、武者さん自身についてなど、たっぷりとお話を聞いてきました。
 

日本グミ協会 名誉会長 武者慶佑さん

 

日本グミ協会は「遊び」から始まった

――まず、「日本グミ協会」はどんな団体で、どんな活動をしているのか教えてください。

武者慶佑さん(以下、武者さん):元々は私がSNSで遊びで始めたものです。現在ではTwitterやInstagramなど、各種SNSでグミ好きの方とコミュニケーションを取っているのが日常です。コロナ禍に入る前には、オフ会のような形で「冷やしグミパ」「グミスマス」といったリアルイベントも開催していました。「グミの日」に関しては、7年ほど前からSNSでいっていまして、今ではそこにメーカーさんや小売さんが関わり、「日本に『グミの日』を根付かせよう!」と一緒に取り組んでいる状況です。
 

リアルイベント「グミパ」


――「グミの日」について調べていると、「GUMMIT」という名前の団体も出てきたのですが、こちらはどのような団体なのでしょうか?

武者さん:「GUMMIT」はお菓子メーカーさんと一緒にやっている団体で、月に1回ほどメーカーのマーケティング担当者と集まり、「グミの日」の企画について相談しています。「グミのサミット」といったイメージですね。
 

グミの日にはグミを○○個プレゼント!?

――「グミの日」には、実際にどのようなことを実施するのでしょうか? 先日、セブン-イレブンに行った際、「グミの日」のポップがグミ売り場に掲示されていたのですが、それも取り組みの一環なのでしょうか。

武者さん:そうなんです。2022年は、セブン-イレブン全店とコラボすることになりました。7年前は部屋でプレゼント用のグミを1人で詰めていたのに、とんでもないことですよね。2022年は9月3日が土曜日なので、朝9時3分を皮切りに、グミ93個のプレゼントなど、オンライン上でさまざまな企画を1日中やる予定です。

――「グミの日」の企画の規模は年々大きくなってきているんですか?

武者さん:そうですね。2018年、2019年には原宿の商店街のフラッグをジャックしたりしました。「代理店」ではなく「日本グミ協会」が“手作りで”やることによって、商店街の人やタレントさん、小売りさんなど、多くの人に協力していただけているのだと思います。ただ同時に、これ以上大きくするのは難しい段階まで来ているとも感じます。
 

「グミの日」の原宿の様子
 

「グミニケーション」で、つながる

――「日本グミ協会」の活動の中で、苦労することはありますか?

武者さん:「同人」から始まっているので、「好き」と「ビジネス」のバランスを取るのはやはり難しいですね。

――本来競合である他社をまとめる役割を担うのは難しくないのですか?

武者さん:「グミ」がお菓子の中では比較的後発なこともあって、「市場の通常のしがらみ」みたいなものを自分はあまり気にしていないです。苦労というよりもわくわくしながら、「こんなことが許されるなんて最高じゃん!」と思ってやっています。

「グミの日」というのも、本来はUHA味覚糖さんのものだったんですが、あまり活用されていませんでした。他のメーカーさんとしてもUHA味覚糖さんのものなので、参加しにくかった。そんなときに日本グミ協会が同人としてグミの日をやり始めたため、グミメーカーさんとしては一気に「みんなのグミの日」になったのだと思います。今では共同の記者会見をして、共同のロゴを使っている。こういったメーカーの垣根を超えた活動の一役を担えたことに、感動します。このように競合が手を組むのはあまりないことなので。市場を良くするために、同じ方向を向いて動けているのが楽しいですね。

――確かになかなかないことですよね。企業以外に、日本グミ協会は多くのグミファンとも関わってきたと思うのですが、そういった「人」に関わる部分で感動したことはありますか。

武者さん:7~8年前からやっていると、初期から応援してくれている人が学生からアラサーになっていたり、芸能人の方が関心を持ってくれたりもします。グミを通じてコミュニケーションし、人がつながることを「グミニケーション」と呼んでいて。普通なら食べて終わりなところを、こうやって人とつながれるのは不思議なことですよね。


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