本記事では、「選考で重視すること」や「あらかじめ社内で設定している評価項目」などの調査結果を紹介します。
「中途採用で重視すること」、1位は「コミュニケーション能力」
「中途採用で重視すること」を複数回答式で聞いたところ、3位は「誠実性がありそうか」で51.7％、2位は「協調性はありそうか」で55.2％、1位は「コミュニケーション能力がありそうか」で76.1％という結果に。
資格やスキル、経歴、これまでの実績といった能力よりも人柄を重視し、スムーズに社内になじめそうかなどの観点で選考する企業が多いことが分かりました。
応募者を判断する方法1位は「面接・面談」
「応募者に対して『中途採用の選考で重視する項目』をどのような方法で知り、判断しているか」について調査したところ、最も多かったのは「面接・面談」で92.7％、2位は「履歴書・職務経歴書」で70.3%、3位は「試験・適性検査」で31.7％でした。面接や履歴書など、従来の方法を最も重視していることが分かります。
項目別で見ると、「管理職採用」では「自社の求める条件を明文化して提示する」や「応募者の希望内容を明文化して提示してもらう」の割合が「一般社員採用」よりも多いという結果が出ています。
責任が重く給与も高い管理職（候補）は、企業と応募者で誤解や認識のズレがないように、より慎重な姿勢を取ることが結果からも分かります。
あらかじめ社内で設定している「評価項目」はこれまでの経験や人柄
「中途採用を始める際に採用したい人物像や、雇用条件として社内で設定している評価項目」を見ると、3位が「持っているスキル・能力」で54.7％、2位が「これまでの経験・実績」で55.0%、1位が「求める人物の人柄・性質」で64.7％となっています。
年齢や報酬、自社で出してほしい結果などはあまり重視されない傾向にあり、これまで身に付けてきたことや人柄、性格などを判断基準としているようです。
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