【中学受験のリアル】小6秋の過去問、全部に手を出すと逆に危ない? 親が知るべき「優先順位」
中学受験の過去問、本命校・併願校・苦手克服、どこまで手を広げるべき?小6秋に見直したい優先順位のつけ方を、指導歴30年超の受験専門家が具体的に解説します。
併願校を増やし過ぎないことが、優先順位を決める第一歩
小6秋の学習では、基礎の穴を埋めながら第一志望校の過去問対策を軸にし、併願校対策は必要な範囲に絞るのが基本です。全てを同じ熱量で進めようとすると、限られた時間が分散してしまいます。まずは受験校を整理し、どこにどれだけ時間をかけるのかを決めることが大切です。
多くの大手進学塾では夏までに全カリキュラムを終えるため、9月から入試まで過去問演習に取り組み、本番に備えるのが一般的です。この時期にまず考えたいのが、併願校を何校にするかという点です。
併願校の選び方は、秋以降の対策のしやすさに直結します。併願校が多いほど合格のチャンスは広がるように見えますが、その分だけ過去問対策や学校ごとの傾向分析に時間を割く必要が出てきます。限られた学習時間の中で効率よく対策を進めるには、併願校を必要以上に増やさないことも大切な受験戦略の1つです。
併願校を選ぶときの2つのポイント
✔第一志望校と入試問題の傾向が似ている学校を選ぶ
✔チャレンジは第一志望のみに絞り第二志望以降は合格圏内の学校を選ぶ
入試問題にクセがあるならば、早めの対策が必要
偏差値70を超えるような難関校ほど、入試問題に独自の特徴があることが多いです。例えば、桜蔭中学と女子学院中学、開成中学と武蔵中学校を比べると、学校によって入試傾向が異なります。 志望校の入試問題が特徴的であるほど、早い段階から問題傾向を把握し、慣れておく必要があります。
優先度は本命>併願。配分は志望度の差で決める
本命校と併願校の入試対策の濃淡は、もちろん本命校の方が優先となります。ただし、その濃淡をどの程度つけるかは、志望校との学力ギャップや志望度によって変わってきます。もし第一志望と第二志望で志望度合いがあまり変わらないのであれば、どちらも同じくらい時間をかけて対策するということになります。
併願校を増やすより、第一志望校の受験回数を増やす方が対策はしやすい
学校によって問題の傾向は大きく異なります。さまざまな学校を幅広く受けるより、同じ学校を3度、4度と複数回受験する方が、的を絞った対策がしやすくなります。受験校の数を増やすことはあまりおすすめしません。