50代から「友達は自然に増えない」という寂しい現実。定年後に一気に「孤独」へ落ちる人の特徴

「昔からの友人がいるから大丈夫」と思っていませんか? 年齢を重ねるほど同世代のつながりは自然と減っていくもの。実業家・本田直之氏が、人生後半戦で人間関係の「配置」を組み替えるべき理由を解説します。(画像出典:PIXTA)

※本記事で紹介している商品の購入やサービスの利用により、売上の一部がオールアバウトに還元されることがあります。

同世代だけでは、人間関係は細っていく

僕の両親を見ていても、最近つくづく感じることがある。

若い頃からの友人や近所の仲間、同世代の知り合いはもちろん大切だ。ただ、親の世代を見ていると、年齢を重ねるほど、そのつながりは少しずつ減っていくことも現実として見えてくる。

病気になる人もいる。亡くなる人もいる。外に出られなくなる人もいる。気づくと、周りにいるのは家族や親族だけになっている。

でも家族だって、毎日そばにいられるわけではない。相談したいときに、すぐ話せるとは限らない。

だから最近、強く思うようになった。人生後半戦では、同世代の友人だけでなく、下の世代の友人を持つことが大事なのだと。

下の世代の友人を持つことは、未来とつながること

これは若い人に囲まれて若返ろうという話ではない。下の世代の友人を持つことは、未来とつながることだ。時間の流れが違う人たちとつながることで、自分の未来が細らないようにする。

若い人を集めて自分が偉そうにする話ではない。むしろ逆で、教えることもあるかもしれないけれど、教わることのほうが多い。彼らは違う時代を、違う道具と違う言葉で、違うスピードで生きている。

世代の違う人と話していると、自分が知らない道具、知らない言葉、知らない感覚に触れることになる。それは、ときに面倒でもある。でも、その面倒くささこそが、人生後半戦のアップデートになる。

若い人の言葉を無理に真似したり、流行を追いかけたりする必要はない。ただ、自分の時代の常識だけで話さないことは大事だと思う。いまの道具を少し使ってみる。相手の感覚を聞いてみる。まず教わる姿勢を持つ。それだけでも、関係はかなり変わる。

ヨットも一人でも乗れるが、風を読み、離着岸し、海に出るという体験は、誰かと共有すると学びが深くなる。自分より経験のある人、自分より若い人、違う海を知っている人。そういう仲間がいると、海の見え方が変わる。

人生後半戦は、完成した自分を守る時期ではない。自分を少しずつアップデートしていく時期でもある。

セカンドハーフ戦略 人生後半戦、何を捨て、何を始めるか
セカンドハーフ戦略 人生後半戦、何を捨て、何を始めるか
最初から読む

この書籍の執筆者:本田直之 プロフィール
レバレッジコンサルティング株式会社代表取締役社長。シティバンクなどの外資系企業を経て、バックスグループの経営に参画し、常務取締役としてJASDAQ上場に導く。現在は日米のベンチャー企業への投資育成事業を行い、各社の社外取締役や顧問を兼務。ハワイと東京に拠点を構え、仕事と遊びの垣根のないライフスタイルを送る。著書・監訳書は「レバレッジ」シリーズなど78冊、累計300万部を突破。

Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

編集部が選ぶおすすめ記事

注目の連載

  • ヒナタカの雑食系映画論

    『超かぐや姫!』4DXが最高すぎる! リピーターにこそすすめたい“復活上映”と特別フォーマットの魅力

  • どうする学校?どうなの保護者?

    20年間「駆け込み実績ゼロ」の学校も…「こども110番の家」は本当に必要? PTAが直面する理想と現実

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    【要注意】東京駅で絶対にハマる「最遠ホーム」と「メトロ乗り換え」の絶望トラップ

  • 海外から眺めてみたら! 不思議大国ジャパン

    「移民」に冷たいのはどっちなのか? スイスの厳格過ぎる学歴選別と、日本の曖昧過ぎる外国人政策