若い頃は、学校や会社にいれば自然に仲間ができました。しかし50代以降は、自分から場に入らなければ、新しい人間関係はなかなか生まれません。そのうえ、同世代とのつながりだけに頼っていると、年齢を重ねるほど人間関係が細っていくこともあります。
実業家・著述家の本田直之さんによると、人生後半には、誰と時間を過ごし、どんな人を近くに置くかという人間関係の「配置」を変える必要があるといいます。
この記事では、本田さんの著書『セカンドハーフ戦略 人生後半戦、何を捨て、何を始めるか』(KADOKAWA)より一部抜粋し、これからを一緒に楽しめる仲間や、下の世代とのつながりが大切になる理由を紹介します。
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身体と仲間は、後半戦の土台になる
人生後半戦に必要なのは、お金だけではない。もちろん経済的な安心は大事だ。そこを軽く見ているわけではない。
ただ、いくら資産があっても、身体が動かなければ行きたい場所へは行けない。自由な時間があっても、一緒に笑える人がいなければ、体験はどこかで自分の中に閉じてしまう。
身体は10年後の自由を守る投資だ。同じように、仲間は10年後の幸福や広がりを守る投資なのだ。
だから最近は、仲間も身体と同じくらい、人生後半戦の土台なのではないかと思うようになった。気合いや社交性の問題ではなく、自由に動き続けるための条件の一つなのだ。
身体を整え、仲間との関係を育てる。その二つがそろって初めて、セカンドハーフ戦略は考え方だけではなく、現実の生活に根づいていく。
※セカンドハーフ戦略:人生後半戦を自分らしく生きるために、仕事や時間、お金、人間関係などのあり方を組み替える考え方。(編集部注)
人間関係の「配置」も変える
若い頃の仲間は、環境が作ってくれた。学校や会社があり、同じ場所で同じ時間を過ごしていれば、自然に関係が生まれた。
でも50代以降の仲間は、自分から場に入るか、自分で小さな場をつくらないと増えていかない。この違いを知らないまま昔と同じ感覚でいると、気づいたときには人間関係がかなり細っている。
人生後半戦は配置を変える時期だ。これは、時間や住む場所だけの話ではない。誰と時間を過ごすか、どんな人の近くにいるかという、人間関係の配置も変わっていく。
昔の友人を切るという意味ではない。ただ、昔話だけでつながる関係のみでは、後半戦は広がりにくい。
これから何をするか。何を始めるか。そういう話ができる人を、自分の人生の近くに置いていく。
人生後半戦には、これからを一緒に楽しめる仲間が必要になる。



