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長年の「成功パターン」が足枷になる
そのとき、長年積み上げてきた「成功パターン」が、むしろ足枷になる。
手放すべきは、過去の経験そのものではない。過去のやり方への執着だ。
経験は価値だ。長年磨いてきた専門知識や判断力も、間違いなくストックされた価値である。しかし、「このやり方でなければ通用しない」という思い込みは、どこかで外さなければならない。
そしてもう一つ、手放すべきものがある。
「自分はこうあるべき」という自己イメージだ。「俺は決断する側の人間だ」「いまさら初心者には戻れない」。こういった自己定義が、人生後半のアップデートを阻む。
過去のやり方を手放すと、自分が弱くなったように感じることがある。けれど実際には、次のステージへ進むために身軽になるということでもある。
若い頃のように何でも自分で処理する。誰よりも速く動く。自分の正しさを証明する。
そういう前半戦のやり方を一度ゆるめることで、ようやく後半戦の力が使えるようになるのだ。
この書籍の執筆者:本田直之 プロフィール
レバレッジコンサルティング株式会社代表取締役社長。シティバンクなどの外資系企業を経て、バックスグループの経営に参画し、常務取締役としてJASDAQ上場に導く。現在は日米のベンチャー企業への投資育成事業を行い、各社の社外取締役や顧問を兼務。ハワイと東京に拠点を構え、仕事と遊びの垣根のないライフスタイルを送る。著書・監訳書は「レバレッジ」シリーズなど78冊、累計300万部を突破。



