【中学受験】「休憩室に入ってゾッと……」名門校の文化祭でママが目撃した“ありえない素の姿”

中学受験の志望校選びで文化祭をどう生かすか? 生徒のリアルな立ち振る舞いや部活発表から、学校の教育方針や質の高さを見抜くポイントを解説。後悔しない学校選びのための観察術と、早め参加のメリットを紹介します。(画像出典:PIXTA)

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表面的な雰囲気と「教育の質」は一致しない

一方で、Bさんからはこんな話も聞きました。

ある学校の文化祭に行った際、生徒たちに覇気がないと感じたそうです。一緒に行った子どもも同じように感じたようで、「楽しくなさそうだね」と口にしたといいます。

ところが、生物部や地学部、歴史部などの部活動発表を見ると、非常にしっかりとした内容で指導する教師のレベルの高さがうかがえました。まるで大学院生のようなプレゼンをしている生徒もいて、「さすが伝統校」と感銘を受けたそうです。

Bさんは生徒の第一印象だけで判断せず、発表の中身までしっかり確認したことで、「教育自体のレベルは非常に高い」という評価に至りました。生徒の表面的な雰囲気と、実際に提供されている教育の質は、必ずしも一致しないと分かる好例です。

低学年のうちから「比較」して目を養おう

これらの体験談から見えてくるのは、文化祭では「表面的な華やかさ」だけでなく、生徒の振る舞いのディテールや発表内容の中身まで見る必要があるということです。

前編で触れた「設備の立派さだけで判断しない」のと同様に、生徒の表面的な様子だけで判断するのも早計です。休憩室の使い方、挨拶の様子、教師との関わり方、そして発表の中身。これらを組み合わせて見ることで、その学校が本当に大切にしている価値観や教育方針が見えてきます。次の文化祭では、ぜひこうした視点を持って歩いてみてください。

もう一点付け加えるなら、こうしたディテールの観察には「比較」が欠かせません。数少ない学校を見るだけだと、「あんまり挨拶してくれないけれど、今どきはこんなものかな」と見過ごしてしまうからです。

多くの学校を訪れて比較することで、初めて「挨拶ひとつとっても積極的にしてくる学校とそうでない学校」の違いが見えてきます。

できれば、ちょっと遊びに行く気分で小学校低学年のうちからいろいろな学校を回ってみることをお勧めします。小学6年の秋は志望校対策で忙しく、文化祭に通う余裕はなかなかありません。

納得のいく志望校選びをするために、ぜひ早めから文化祭に参加して視点を養ってみてください。
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中学受験 やってはいけない塾選び
中学受験 やってはいけない塾選び
杉浦 由美子
この記事の執筆者: 杉浦 由美子
ノンフィクションライター
キャリア20年の記者。『女子校力』(PHP新書)、『中学受験 やってはいけない塾選び』(青春出版社)など単著は14冊。『ダイヤモンド教育ラボ』、『ハナソネ』(毎日新聞社)『マネーポストWEB』(小学館)などで取材記事を寄稿している。趣味は取材。 ...続きを読む
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