夏休みの宿題への本音——8割が「見直し」を希望
家庭で進め方を工夫しても、部活や塾、受験準備と学校の宿題を両立する難しさは残ります。最後に、高校生の夏休みの宿題について保護者がどのような形を望んでいるのかを紹介します。
まず、高校生の夏休みの宿題について、「今のままでよい」と考える保護者は2割に満たず、8割が何らかの見直しを望んでいる結果でした。
保護者の希望で最も多かったのは、「教科ごとに量のバランスを取ってほしい」と「進路や学力に合わせて選べるようにしてほしい」で、いずれも21%でした。
本音1. 教科ごとに量のバランスを取ってほしい
科目によって宿題量の差が大きくて、負担が偏るのが気になりました。もう少しバランスよく出してもらえたら、子どもが計画を立てやすいと感じます。(りくrikさん / 兵庫県 / 高2男子 / 保護者)
宿題自体は必要だと思いますが、教科によって量の差が大きいと感じます。本人の計画性を育てる意味はありますが部活や塾、進路準備もあるので、ただ量を出すだけではなく目的が分かる課題にしてほしいです。(くろさん / 神奈川県 / 高2男子 / 保護者)
特定の教科だけ異常に宿題が多かったり、逆に一切宿題がなかったりとばらつきがあるので、すべて均等に学習できるようにしてほしい。(ももさん / 東京都 / 高2女子 / 保護者)
本音2. 進路や学力に合わせて選べるようにしてほしい
全員一律の宿題よりも進路や学力に合わせて選べる課題があると、より効率よく学習できると思います。(さきさん / 大阪府 / 高2女子 / 保護者)
高校2年や3年になると、個人の志望校や学力レベルによって夏休みに本当に集中して勉強すべき教科が全く異なります。それなのに、学校から全員一律で膨大な基礎問題集や、受験に直接関係のない副教科のレポートなどを義務として課されるのは、受験勉強の大きな足かせになっていると感じます。もう少し個人の進路に合わせた選択制にしてほしいです。(びびんばさん / 東京都 / 高2男子 / 保護者)
保護者のコメントからは、宿題の量そのものよりも、教科ごとの負担の偏りや、本人の進路と課題内容が合っていないことへの疑問が見えてきます。進路が違うのだから一律の宿題は非効率でおかしいと思う。(田喜さん / 愛知県 / 高2男子 / 保護者)
高校生は部活や塾、受験準備など、それぞれ異なる予定や学習目標を抱えており、置かれた状況も一様ではありません。そのため、一律に同じ課題を出すのではなく、「教科ごとに量のバランスを取ってほしい」「進路や学力に合わせて選べるようにしてほしい」など宿題の中身についての意見が多く寄せられていました。



