「高校生だから任せたい」でも放っておけない——宿題を巡る親子の距離感
「もう高校生なのだから、宿題は本人に任せたい」。そう考えていても、宿題が思うように進んでいない様子を目にすると、黙って見守るのは難しいものです。声をかければ反発され、何も言わなければ提出に間に合うのか不安になる——。そうした保護者の葛藤と、夏休みの宿題を巡る親子のやりとりを見ていきます。親子で言い合い・気まずい雰囲気になる家庭が3割超え

宿題をめぐって「何度も言い合いやけんかがあった」が5%、「1~2回あった」が12%、「少し気まずくなった程度」が18%でした。合計35%の家庭で、言い合いやけんか、気まずい雰囲気が生じています。
本人に任せたい、でも放っておけない保護者の葛藤
保護者からは、高校生だから本人に任せたいという気持ちと、宿題が進んでいない状況を放っておけないという葛藤の声も寄せられています。夏休みの終盤になっても一向に宿題が進んでいる気配がなく、声をかけるたびに『今からやろうと思ってたのに』『うるさいな』と反発されて毎日のように家庭内の空気が悪くなったことが一番精神的にしんどかったです。結局、最後の3日間ほどは夜遅くまで机にかじりついて必死に徹夜同然で終わらせており、見ていてハラハラしました。(びびんばさん / 東京都 / 高2男子 / 保護者)
宿題が順調に進んでいるか確認のために息子に話しかけると、『ちゃんとやってるから構わないで欲しい』と反抗的な態度で言われて口喧嘩になった事がありました。(カッチャンさん / 大阪府 / 高2男子 / 保護者)
早くとりかかりなさいと口うるさく言うと子どもは反抗してきて大喧嘩になったことがある。親が口出しをするのは良くないのかもと反省している。(あるるさん / 神奈川県 / 高2女子 / 保護者)
自分の子ども時代を振り返っても、もう宿題に口出しをする年齢ではないので本人の自主性を育てるためにも、とにかく過保護になりすぎないよう気をつけました。ただかなり気にはなったのでそわそわして疲れてしまいました。(とらさん / 大分県 / 高3男子 / 保護者)
これらの声からは、「高校生の子どもに、そもそも宿題について声をかけるべきなのか」と悩む保護者の姿が浮かびます。気になって声をかければ反発され、部活で疲れている様子を見れば、進み具合を尋ねることさえためらわれる——本人に任せたい気持ちと、放っておけない不安との間で揺れる様子がうかがえます。宿題のことは気になっていたが、部活で忙しくて疲れているので、宿題が進んでいるか聞き出しにくかった。(さなえさん / 兵庫県 / 高2女子 / 保護者)



