塾の自習室で小4息子は何をしていた? 「ちゃんとやってる」と信じた親の誤算
塾の自習室に行かせていたのに、実は勉強していなかった。そんな経験に戸惑う保護者は少なくありません。小4が自習室で集中できない原因と、親ができる具体的な対策、自立につなげる自習室の活用法を指導歴25年超の受験専門家が解説します。
塾の自習室に行かせたのに勉強してなかった小4男子。親はどうすべき? (画像出典:photo AC)
「塾の自習室に行っているから安心」そう思っていたのに、子どものノートを見たら全然進んでいない……。そんな経験はありませんか? 現実的に、「下の子が小さくて家では集中できない」などの理由から自習室を頼るご家庭もあるでしょう。しかし自習室に行くだけで自然と勉強できるわけではありません。なぜ集中できないのか、親はどうサポートすればいいのか。
そこで今回は、早稲田アカデミー ・駿台などで25年以上の受験指導歴を持つ西村創先生に、自習室で勉強をサボってしまう原因と対策を伺いました。「親の管理」から「自立」へつなげる、効果的な塾や自習室の活用方法のコツをお届けします。
自習室で勉強していると思っていたのに……本当にやっているのか不安です
【CASE】
小学4年生・男子
真面目で宿題はきちんとこなそうとする一方、少しお調子者な面も。周りの影響を受けやすい。
【今回のお悩み】
ペンネーム:さくらんぼさん(小学4年生 保護者)
小4の夏休み、息子は「今日は自習室で算数を終わらせてくる」と意気揚々と出かけていきました。安心して送り出していたのですが、帰宅後にノートを確認すると思っていたほど進んでおらず、数問しか解いていない日もありました。様子を聞いても友達の話や席のことばかりで、先生の目が届きにくい席でマンガを読んだり、おしゃべりをしたりしているのではないかと感じることもあります。
本人は「やった」と言うものの中身が伴っていない状態で、信じて任せていた分、「ちゃんとやっていると思っていたのに」という気持ちが消えません。このまま自習室に行かせていていいのか悩んでいます。
小4が自習室で勉強できない理由とは?
小学4年生は、集中力や自己管理がまだ発展途上の時期。大人がついていないところで集中して勉強するのが難しい子が多いです。1人でも大丈夫な子も稀にいますが、前提としては
「自習室に行けば、自然と勉強できるわけではない」と考えた方がよいでしょう。
塾の自習室に行っても勉強できない理由として、考えられることをいくつか挙げてみましょう。
うるさくて集中できない
意外と多いのは、周りがうるさくて集中できないケースです。大声で騒いでいるほどではなくても、
周囲の会話や些細な物音が気になってしまうこともあります。
何をすればいいのか分からない
事前の学習計画が不十分だと、「何を・どこまでやればいいのか分からない」こともあるでしょう。特に、
自分のレベルに合った学習計画を自分で立てるのは、小4にはまだ難しいものです。その場で何をするか考えているうちに、結果として時間だけが過ぎている……ということも。
行くだけで満足してしまう
本来であれば、マンガやゲームなど気が散る要素のない場所で、勉強に集中するのが自習室の役割です。しかし、そういった
日常から離れて塾の自習室に行くだけで、勉強した気分になる子もいるでしょう。