事務所トラブル、活動休止…苦難を乗り越えベルーナドームで見せた「SHINee」の現在地とファンとの絆

【K-POPの歴史を作ったグループたちの復活と現在地】今回は、先日約8年ぶりに4人そろっての日本公演を行ったSHINeeをフィーチャー! 独自のスタイルを守りつつも歩みを止めない彼らの「アップデートされた魅力」と「日本との深い縁」とは? ※画像:SHINee ジャパン オフィシャル X(旧Twitter)

韓国デビュー18周年の新境地、新作『Atmos』が示す、唯一無二のスタイルと進化

ゆりこ:最後に、ベルーナドーム公演でも披露された新曲『Atmos』についてお話ししましょう。最初の印象は、すっごく「SHINeeっぽい!」と思いました。前の『HARD』が実験的アプローチといいますか、“新しい形”を提示した作品だとすると、今回はSHINeeらしさへの回帰。そしてより洗練されてしっかり“2026年の音”になっている。ここ近年のK-POPはハウスを取り入れるのがはやっていますが、やっぱりエレクトロニック・ハウスといえばSHINeeでしょう!

矢野:冒頭のリズミカルな音から一気に世界観に引き込まれ、気付いたらSHINeeらしさ、SHINeeの雰囲気のとりこに……。幻想的で美しく、同時に涼やかで爽やかさも感じました。個人的には2番のサビでミンホさんのセクシーな声にハマっています。そして、MV内で「0525」と彫られたキーホルダーが出てくるのですが、SHINeeの韓国デビュー日は2008年「5月25日」なんですね。なんと僕の誕生日とまったく一緒でとても驚きましたし、こうしてSHINeeのファンになったことに不思議なご縁を感じます。

ゆりこ:やっぱり、SHINeeという存在が「おしゃれ」なんですよね。異論は認めますが、K-POPシーンに「おしゃれ」「スタイリッシュ」という概念を持ち込んだ元祖はSHINeeだと思っています。

矢野:何と言ってもデビュー曲『Replay』の衝撃たるや。10代のアイドルのデビュー曲としてはおしゃれ過ぎて、“玄人感”が満載。最初からなかなか攻めていましたもんね。

ゆりこ:一方で、一部のファンからは今回のカムバックについて、「プロモーションや稼働が少ない」という指摘もチラホラ。今回は韓国の音楽番組も『SBS人気歌謡』の1番組しか出演しませんでした。ファンからすると「もっと応援させて!」というところでしょう。しかし、メンバーの事務所が異なることや、おのおのが抱えるトラブルがようやく落ち着いたばかりだということ、さらにベテラングループとして末永い活動のための最適化を考えると、そこは致し方ないのかなとも感じます。個人的には4人そろって元気にライブを見せてくれて、新曲を出してくれるだけで御の字! という境地です。

矢野:いろいろな危機を乗り越えて、誰にもまねできない音楽を出し続けてくれることが、まさに奇跡と言いましょうか。「The Trilogy Ⅱ、Ⅲ」もあると分かっているので、待てますよね……と、締めくくりたかったのですが、またここで別の疑問が湧いてしまいました。よくK-POPファンの間では「音楽番組で1位を獲ることが大事」「チャート1位を獲らせよう」という声が上がりますよね。やっぱり今でも「1位」には大きな意味があるのでしょうか?

ゆりこ:なるほど、「K-POP業界における1位の価値」についてですね。私も最近気になるニュースを見たので、そのネタも合わせて次回解説します!

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K-POPゆりこ:音楽・エンタメライター。雑誌編集者を経た後、渡韓し1年半のソウル生活を送る。帰国後は、K-POPや韓国カルチャーについて書いたりしゃべったりする「韓国エンタメウオッチャー」として、雑誌やWebメディアなどでの執筆活動や、韓国エンタメ情報ラジオ番組『ぴあ presents K-Monday Spotlight』(TOKYO FM)でパーソナリティーを務めるなど幅広く活躍中。

編集担当・矢野:All Aboutでエンタメやビジネス記事を担当するZ世代の若手編集者。物心ついた頃からK-POPリスナーなONCE(TWICEファン)&MOA(TOMORROW X TOGETHERファン)。
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この記事の執筆者: K-POP ゆりこ
音楽・エンタメライター。雑誌編集者を経た後、渡韓し1年半のソウル生活を送る。帰国後は、K-POPや韓国カルチャーについて書いたりしゃべったりする「韓国エンタメウオッチャー」として、雑誌やWebメディアなどでの執筆活動や、韓国エンタメ情報ラジオ番組『ぴあ presents K-Monday Spotlight』(TOKYO FM)でパーソナリティーを務めるなど幅広く活躍中。 ...続きを読む
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