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完璧過ぎる一人二役でドラマを成立させた「高橋一生」
そして、春ドラマで卓越した演技を見せたのが、2026年4月14日からスタートした『リボーン ~最後のヒーロー~』(テレビ朝日系)で主演を務めた高橋一生さんです。 高橋さんは、テレビ朝日系のゴールデン帯連続ドラマで初主演を務め、一人二役を担当。新興IT企業の日本を代表するカリスマ社長の根尾光誠と、さびれた商店街でつつましく生きる青年・野本英人を演じました。光誠は冷酷な経営者で、英人は貧しいながらも明るく優しい青年。まったく性格が違う二役を、高橋さんはうまく表現しています。同作では、転落死したはずの光誠の魂が、過去の記憶とともに英人に入り込み転生。しかも、2012年の世界にタイムスリップする、かなり複雑な設定のドラマとなりました。 さらに、光誠は英人が暮らす東京・下町のシャッター商店街を立ち退きで苦しめた張本人。光誠が過去14年分の記憶を武器にしながら、英人として商店街の未来を救う姿が描かれました。
一人二役を演じるだけでも大変なのに、高橋さんは一人だけ過去の記憶を持ちながら、英人になりすます様子を自然体で表現。後半では、別人に入れ替わっている光誠の登場シーンも多くなり、複雑な2つのキャラクターを繊細に演じ分けました。
ネタバレになりますが、光誠には英人の魂が入れ替わっていた結末で、高橋さんは「光誠になった英人」も演じていたことが分かります。とてつもない演技力を見せ、視聴者を驚かせました。 高橋さんは、7月17日から配信の『犯罪者』(Prime Video)にも出演予定で、注目作でどんな演技を見せるのか期待です。
若手の演技派俳優「北村匠海」が見せた新しい形の教師像
そして、同じく春ドラマで演技が光ったのが、月9ドラマ『サバ缶、宇宙へ行く』(フジテレビ系)で主演を務めた北村匠海さんです。同作は、高校生たちが“宇宙食開発”に挑戦した実話を描いた書籍『さばの缶づめ、宇宙へいく』(イースト・プレス)を原案としたオリジナルストーリー。北村さんは、地上波連続ドラマ初主演で、初の教師役に挑みました。 演じたのは、福井県小浜市にある若狭水産高校へ赴任する新米教師の朝野峻一。当初は教師に向いていないと悩んだ朝野ですが、徐々に生徒と交流を深め、宇宙食開発を成功させることになります。北村さんが演じた朝野は、過去の学園ドラマからすると、これといって特徴がない教師です。熱血でも冷酷でもなく、生徒とはフラットに接する先生で、その距離感が『サバ缶、宇宙へ行く』を面白くしました。 優しさや思いやりがありながら、一歩下がって生徒の行動を見守り、自身も一緒に成長していく新米教師を北村さんは繊細に表現。令和ならではの、新しい教師像を見せてくれました。



