大学受験で「後悔する親」「後悔しない親」の差。高1・高2から差がつく「親子のスタンス」

2026年度の大学受験では、対策を高2までに始めた家庭が8割超えに。志望校決定やオープンキャンパス参加、通塾など、準備の早期化が目立つ結果となりました。本記事では保護者100名への調査をもとに、2026年大学受験の傾向を整理します。(画像出典:写真AC)

志望校決定も前倒し——情報収集はオープンキャンパス重視の傾向が強まる

受験対策の開始時期だけでなく、志望校を決める時期にも前倒しの傾向が見られます。

高2までに受験大学を決めた家庭は59%

3
受験する大学を決めた時期を聞いたところ、2026年調査では「高校3年生」が41%、「高校2年生」が41%、「高校1年生」が18%でした。

高1と高2を合わせると59%です。前年調査では、高1と高2を合わせた割合は40%だったため、受験大学を決める時期も前倒しになっていることが分かります。

大学受験では、志望校を決めることがそのまま受験科目や学習計画の決定につながります。高2までにある程度の方向性を固めておくことで、必要な科目に時間をかけやすくなり、不要な対策に時間や費用をかけすぎるリスクも抑えやすくなるでしょう。

志望校選びの情報収集で参考になったのは「オープンキャンパス・学校説明会」

4
志望校を決める際の情報収集で、もっとも参考になった情報源を聞いたところ、「学校説明会・オープンキャンパス」が50%で最多でした。前年調査では33%だったため、17ポイント上昇しています。

一方で、「学校のホームページやSNS」は2025年の27%から2026年は14%へ、「受験情報のWebサイト」は15%から4%へ減少。大学の公式Webサイトや受験情報サイトで情報を集めるだけでなく、実際にキャンパスへ足を運び、大学の雰囲気や学生の様子、学びの環境を確かめる家庭が増えているといえます。

志望校決定の時期が前倒しになっていることを踏まえると、オープンキャンパスや学校説明会への参加も、高3になってからではなく、高1・高2のうちに検討しておきたいところです。

また、オープンキャンパスは子どもだけで参加するとは限りません。塾選ジャーナルが2025年に実施した調査では、保護者が同行した割合は56%という結果でした。大学選びでは、子どもの意見を大切にしつつ、保護者も費用や通学、学習環境などを確認することで、進路選択をより具体的に考えやすくなります。
次ページ
塾なしで戦える? 通塾率が前年比19ポイント増になったワケ
Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

編集部が選ぶおすすめ記事

注目の連載

  • ヒナタカの雑食系映画論

    染谷将太主演の映画『廃用身』がホラーよりも怖い「現実の問題」を照射している3つの理由

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    南海電鉄の新・観光列車「GRAN 天空」は“高野線の救世主”となれるか。100年ぶりサービス復活の勝算

  • どうする学校?どうなの保護者?

    修学旅行はなぜ「高い」? “ぼったくり説”は誤解か。先生の自腹や負担など、保護者が知らない裏事情

  • 海外から眺めてみたら! 不思議大国ジャパン

    「移民」に冷たいのはどっちなのか? スイスの厳格過ぎる学歴選別と、日本の曖昧過ぎる外国人政策