高校生の習い事は「大学受験」か「将来のスキル」——約4割が習い事なし
中学生のときに「習い事をしていなかった」と回答したのは11%でしたが、高校生になるとその割合は約40%まで増加しています。進学や通学時間の変化、学習内容の高度化などを背景に、多くの家庭が一度、習い事をリセットしている様子がうかがえます。
その一方で、高校生になっても、あるいは高校生になってからあえて習い事を選ぶ場合には、「この先に必要かどうか」という点で検討されているようです。
高校生になると「将来の役に立つこと」を本人が見つけてくる
今後、高校生の子どもが取り組みたいと思っている習い事について聞いたところ、プログラミングや英会話など、将来の進路や仕事を意識した分野を挙げる声が多く見られました。
オンライン英会話や留学準備のための英語学習を始めたいと考えています。将来海外での活動や進学を見据えて英語力を高めたいという本人の希望です。(そらママさん 東京都 高2女子 保護者)
プログラミング教室に通いたい。将来、ITやゲーム関連の仕事に興味があるため、自分でアプリやプログラムを作れるスキルを身につけたいと言っています。また、学校の授業では学べない実践的な知識を早く学ぶことで、将来の進路の選択肢を広げたいという思いもあるようです。(Rさん 東京都 高2男子 保護者)
武道系をまた新たにやりたいと言っており、特に柔道をやってみたいそう。将来、警察官になりたいため、武道をしっかりと学びたい、体力をしっかりつけたいという理由です。(みーにゃんさん 神奈川県 高2男子 保護者)
【まとめ】習い事は小学生で「広げて」、中高生で「しぼる」。新学期は整理のチャンス
今回の調査から、習い事が学年とともに「役割」を変えていくという実態が見て取れました。
小学生の頃は、興味や好奇心を広げるためにさまざまな体験を重ねる時期であり、楽しさや経験そのものに価値が置かれ、「続けること」よりも「触れてみること」が重視されがちです。
一方で中学生になると、部活動や定期テストが始まり、時間の使い方に制約が生まれます。習い事は、自然と「目的重視」へと変わり、高校受験や専門性を意識した選択に絞られていきます。
さらに高校生になると、大学受験や将来の進路を見据え、「自分にとって本当に必要かどうか」を本人が判断する場面が増えていきます。
こうした変化を踏まえると、新学期は習い事を単に「続ける・やめる」で判断するのではなく、「今の生活や次の目標につながっているか」を親子で整理する絶好のタイミングと言えるでしょう。
見直しの際は、「目的(何のため)」「時間(いつやる)」「優先順位(部活・勉強とのバランス)」の3点をそろえて考えると、親子で判断しやすくなります。
新学期をきっかけに、今の習い事が子どもの次の目標につながっているかを親子で話し合ってみましょう。
アンケート調査概要
調査対象:高校生の子どもをもつ保護者(有効回答数100名)
調査時期:2025年12月
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットを使用した任意回答
調査レポート名:「中学生・高校生の習い事」に関する実態調査
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※掲載しているグラフや内容を引用する場合は、出典「塾選ジャーナル調べ:『中学生・高校生の習い事』に関する実態調査」と明記し、『塾選ジャーナル』の記事(https://bestjuku.com/shingaku/s-article/44617/)へのリンク設置をお願いします。
この記事の執筆者:塾選ジャーナル編集部
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