高校生の習い事は「趣味」から「投資」へ。プログラミングや英会話を選ぶ“逆転現象”

中学進学を機に習い事をやめる家庭は55%。部活動や学業による生活リズムの変化で、習い事が「選び直される」実態が明らかになりました。中高生期に生き残る学びの共通点を、保護者調査の結果から読み解きます。(画像出典:PIXTA) ​​​​

高校進学時でさらに選別が進む——学習塾もひと区切り

子どもが高校生になるタイミングでやめた習い事はあるか?
子どもが高校生になるタイミングでやめた習い事はあるか?

高校進学時の習い事の変化を聞いてみると、48%が習い事をやめていました

高校に入学すると、通学時間の増加や中学校と高校で学校の特色が違うなど、生活環境が大きく変わるため、中学入学時と同じように習い事を見直しているようです。

意外な結果、高校に入ると「学習塾をやめる」人が多い

子どもが高校生になるタイミングでやめた習い事は何か?
子どもが高校生になるタイミングでやめた習い事は何か?※本アンケートは複数回答形式のため、合計が100%を超える場合があります

高校入学の時にやめる習い事の1位は、意外にも学習塾(65.1%)でした。理由の多くは、「高校受験が終わったから一区切り」というものです。

なお、高校入学後はいったん塾を離れる家庭が多いものの、大学受験が近づくにつれて再び通塾を検討するケースも少なくありません。まずは高校生活に慣れることを優先し、「一区切り」と考える家庭が多いようです。

高校受験に対応した塾に通っていたため、受験が終わるとカリキュラムが高校内容に対応しておらず、通い続ける必要がなくなりました。(rannboさん 東京都 高2男子 保護者)

高校受験で一応一区切りがついたから。高校から入った野球部が忙しかったので塾に行く時間がなくなってしまったため。(まるちゃんさん 東京都 高1男子 保護者)

受験が終わったため、とりあえず一段落したので。(だんごさん 東京都 高1女子 保護者)

習い事をやめる・やめないの決定にも自立のサイン

高校進学時の習い事を続ける・やめるの判断は、「本人が決めた」という声が増えていました。

学校生活との両立の仕方を保護者が決めるのではなく、子どもが時間の使い方や優先順位を考え決断しており、習い事においても子どもが自立する様子が見て取れます。

本人が違うものを始めたかったため、自分でダンスをやめる決断をしました。(しょうさん 茨城県 高2男子 保護者)

高校に入ってから勉強に集中したいと本人が言ったので、習っていた空手をやめました。(りんりんさん 愛知県 高2男子 保護者)

中学の時点で自転車競技の興味を持ったため、自分で教室を探してきた。(あんこさん 京都府 高1男子 保護者)

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二極化する高校生の習い事。それに匹敵す意外な選択も
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