柴又は「寅さん」だけじゃない。“昭和レトロと下町人情”が残る東京の日帰り旅行スポットを歩いてみた

京成金町線・柴又駅は『男はつらいよ』シリーズの舞台として有名。観光地化も進んでおり、駅から帝釈天方向に歩けばスムーズな散策を楽しめます。

昭和レトロ! 帝釈天手前の商店街には人気駄菓子屋も

柴又の写真
「柴又ハイカラ横丁」は昭和レトロ好き必見

斜向かいにある「柴又ハイカラ横丁」は、まるで昭和時代にタイムスリップしたかのような駄菓子屋。2階の「柴又のおもちゃ博物館」では、昔懐かしの駄菓子屋ゲームも楽しめます。

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「昭和レトロ喫茶セピア」にはキャンディ・キャンディ博物館も

少し離れた場所にある「昭和レトロ喫茶セピア」の一角は「キャンディ・キャンディ博物館」となっており、昭和の名作アニメ資料に触れられる貴重な場所です。

帝釈天参道はおいしい和スイーツが充実

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休日には多くの観光客でにぎわいます

帝釈天参道は、国内外からの観光客で常に大にぎわい。明治〜大正期の木造瓦屋根の建物群は「葛飾柴又の文化的景観」にも登録されており、下町情緒を存分に味わえます。

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「髙木屋老舗」の草だんごは柴又名物のひとつ

参道といえばやはり和スイーツ。人気店の「髙木屋老舗」をはじめ、「亀家本舗」「門前とらや」「大和屋」など、多くの老舗で草だんごを販売しています。

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「バター焼き芋羊羹」は一度食べたら忘れられない味

「い志い」では『フーテンの寅(どら)やき』が人気。さらに隠れた名物「バター焼き芋ようかん」は、バターの香ばしさと濃厚な甘みが絶妙で、食べ歩きにもぴったりです。

また、「代々㐂(よよき)菓子店」の「矢切の渡しもなか」など、柴又ゆかりの銘菓も多く、歩くだけで目移りしてしまいます。

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「山本亭」では庭園を見ながら和菓子を食べてゆったり
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