毛、瞳、肉球……かわいいだけじゃない! 全てに意味がある猫の体
まだまだある猫の体の秘密。ふわふわもふもふで可愛らしい猫の毛や、つい触りたくなるぷにぷにの肉球にも、もちろん大事な役割があります。
9. 長毛
見ての通り、毛の長い猫。ペルシャやノルウェージャンフォレストキャット、ラグドールなどが代表格です。長毛は、毛が絡まって毛玉ができやすくなるので、日々のブラッシングが必須。長毛ほどではないけれど、胸など部分的に毛が長い猫を「セミロング」といいます。
10. ツシマヤマネコ
長崎県対馬に生息するヤマネコで、国内希少野生動植物種に指定され、保護されています。約10万年前に、当時は陸続きだった大陸からやってきたといわれます。ベンガルヤマネコの亜種で、飼い猫と大きさはほぼ同じです。縞と斑点が混在している毛柄が、何ともワイルド!11. デボンレックス
原産国はイギリス。突然変異の縮れ毛から誕生した、ユニークな外見をもつ猫。逆三角形の小顔、大きな耳と大きな瞳、スリムな体型が妖精のようといわれます。そのくりくりした毛質から、「プードルキャット」とも呼ばれます。活発で賢く、飼いやすいと人気も高まっています。
12. 瞳孔
猫の瞳孔(黒目)は、明るさによって大きく変わります。明るいところでは細く小さくなり、暗いところでは丸く大きくなります。これは、光をたくさん取り込むためで、瞳孔を大きくすることにより、暗いところでも物が見えやすくなります。また、興奮時にも瞳孔は大きくなります。13. 夏毛
猫には換毛期といって、毛が生え替わる時期があります。春(3月頃)は冬毛から夏毛に変わり、秋(11月頃)は、夏毛から冬毛に変わります。夏毛は、アンダーコートが抜けて、硬めのオーバーコートになり、通気性をよくして、体温調節に役立てているのです。14. 肉球
ぷにぷにした肉球がたまらないという、フェチも多いですよね。肉球は愛らしいだけでなく、いくつもの役割があります。音を立てずに歩いて獲物に忍び寄れる、高い場所から下りても衝撃を吸収できる、汗腺がある唯一の部位、臭腺によるにおいつけ、など。ただモノではない!15. ネコ科動物
一般に、哺乳綱食肉目ネコ科に属する動物をいいます。代表的な種類は、ライオン、トラ、チーター、ヒョウ、ジャガー、ピューマなど。肉食動物で狩りをする、マタタビに酔う、毛づくろいするなど、猫と共通する部分も。でも、狩りの成功率は、ライオンより猫のほうが高いそうですよ! この書籍の監修者プロフィール今泉忠明
哺乳動物学者。日本動物科学研究所所長。監修の『おもしろい!進化のふしぎざんねんないきもの事典』(高橋書店)シリーズがロングセラーとなる。
田草川史彦
東京都新宿区の聖母坂どうぶつ病院院長。地域に根ざしたアットホームな動物病院づくりを目指している。
石原さくら
猫写真家・猫研究家。キャッテリーや猫カフェも運営。愛玩動物飼養管理士1級。



