今後の『あんぱん』はどうなる?
さて、そんな『あんぱん』ですが、現在では戦争が終わり嵩も戻ってきています。のぶに関しては、軍国主義の洗脳から解き放たれて教師を辞職。また、次郎とは病気がきっかけで死別し、新たな一歩を踏み出そうとしているところです。 第14週「幸福よ、どこにいる」にかけて、のぶは新聞社の高知新報に戦後初の女性記者として入社。これまで、どこかヒロインとして違和感だらけだったのぶに笑顔が戻り、持ち前の明るさと根性で、記者として奮闘している姿が描かれています。一方、嵩は廃品回収した雑貨を売って生計を立てていましたが、絵を書いて生きる夢をかなえるために試験を受け、のぶと同じ高知新報に採用されることに。 今後は、『アンパンマン』が誕生する過程が見られることが予想され、さらにドラマが盛り上がりそうです。また、久しぶりにのぶと嵩の仲の良い場面も多く見られそうで、ここから2人が伴侶となる過程も描かれる予定。楽しい展開が盛りだくさんになりそうです。ミセス・大森はドラマ後半の重要キャラを演じる
さらに、出演者で注目なのが、Mrs. GREEN APPLEの大森元貴さんです。大森さんは今作がドラマ初出演となり、作曲家・いせたくやを演じます。このいせたくやは、音楽家・いずみたくさんがモデルとされ、ミュージシャンとして数多くの名曲を生み出している大森さんにぴったりの役。嵩が作詞を担当する『手のひらを太陽に』の作曲を手掛けることになり、ドラマ後半で重要なキャラクターとなります。大森さんといえば、2025年4月に映画『#真相をお話しします』にて、timelesz・菊池風磨さんとダブル主演を担当したばかり。同作では謎の男・鈴木を担当し、怪し過ぎる演技が話題となりました。映画は大ヒットを記録し、出演作がほとんどない中で俳優として評価を高めています。今後、大森さんが『あんぱん』に出演することで、ドラマが盛り上がることは間違いないでしょう。 さて、『あんぱん』のこれまでを振り返りましたが、今後はやなせさんの歴史を見ても、戦争編のような悲劇が起こることはなさそうです。安心して見られるだけでなく、どうやって戦争の悲しみを乗り越えて『アンパンマン』という名作ができたのか、興味深いストーリーが続くでしょう。ここ数年の朝ドラの中でも、特に高い注目を集めている『あんぱん』。この記事で今までのストーリーは振り返れたと思うので、まだ見ていない人は最新回からでも追いかけることをおすすめします。
この記事の筆者:ゆるま 小林
長年にわたってテレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。



