まだ間に合う! ミセス・大森元貴も登場予定の朝ドラ『あんぱん』魅力を振り返る
高視聴率を記録し、高い注目を集めているNHK連続テレビ小説『あんぱん』。ストーリーは中盤を迎え、目の離せない展開が続いています。今回は、『あんぱん』のこれまでを振り返り、作品の魅力に迫ります。(サムネイル画像出典:『あんぱん』公式Instagram)
戦争編がスタートして、『あんぱん』は暗黒期に突入してしまう…
明るく元気なのぶと内気な嵩の様子がほのぼのしていた『あんぱん』でしたが、戦争が激化する中でそれぞれのキャラクターにも変化が訪れます。まず、のぶは「愛国のかがみ」とされ、軍国主義に染まることに。一方で、嵩は東京高等芸術学校に進学して東京で夢にあふれた生活を満喫。2人は徐々に考え方がすれ違い、いつの間にか微妙な関係となります。さらに、のぶは亡き父の友人の息子・若松次郎(中島歩)と見合い結婚することで、2人の関係はかなり希薄なものになりました。
あれだけ仲の良かったのぶと嵩が、うまくいかない描写ばかりで視聴者も驚いていたところに、怒涛(どとう)の勢いで悲劇が連発します。まず、のぶの実家である朝田家で働いていた原豪(細田佳央太)が戦死。豪は、のぶの妹・蘭子(河合優実)と結婚を約束したキャラクターで、お別れに視聴者は心を痛めました。
そんな中で、視聴者が困惑する演出が登場します。悲しみにくれる蘭子に対し、のぶは戦死を誇りに思うべきだと諭します。すると、蘭子は猛反発。SNS上では、のぶの行動に疑問を抱く声が見られるようになります。さらに、嵩が戦地に向かうことが決定すると、第11週「軍隊は大きらい、だけど」からは戦争シーンばかり。第13週「サラバ 涙」まで悲惨な戦地の様子が描かれ、視聴者は驚きを隠せませんでした。あんなに元気だったのぶも、不気味な軍国主義者として描かれ、まさに、『あんぱん』の暗黒期と言えるでしょう。