40代からの人生戦略! 趣味・特技で月10万円を稼ぎ、老後不安をなくす「自分業の種」の見つけ方

人生100年時代、老後の不安解消には貯蓄だけでなく、趣味や特技を生かした「自分業」を持っているかどうかが鍵となります。本記事では、月10万円を稼ぎ続ける「自分業の種」の見つけ方を解説!

毎月10万円を80歳まで稼ぎ続ける力の身につけ方とは(画像出典:PIXTA)
毎月10万円を80歳まで稼ぎ続ける力の身につけ方とは(画像出典:PIXTA)
人生100年時代、老後資金を貯めるだけでは不安は尽きません。自分業で毎月10万円を80歳まで稼ぎ続ける力こそが、「お金」「つながり」「健康」という“幸せの3要素”を満たす鍵となります。

では、どうやって自分業の「種」を見つければよいのでしょうか?

答えは意外にシンプル。これまであなたが最もお金と時間を費やしてきたこと、他人から褒められた得意なことの中にヒントが隠れています。

本記事では、『「40歳の壁」を越える人生戦略』(尾石晴 著)から一部を抜粋し、身近なスキルから毎月10万円の収益を生み出し続ける「種」の見つけ方を紹介します。

毎月10万円になる自分業の「種」の見つけ方

「40歳の壁」を越えた先のキャリアには、「お金」「つながり」「健康」の3つの要素が必要です。この3つは、人間が幸せを感じる土台になるものだからです。

金融庁による報告書を発端に「老後2000万円問題」が話題になったのは、「お金」という土台をぐらつかせる話だからです。もちろん、「お金」だけでなく、長く生きるには、「健康」の土台がないと幸せではいられません。

また、人生が70歳くらいで終わっていた時代には、会社や地域が「つながり」をもたらしてくれましたが、人生100年時代になると、会社や地域のつながりだけでは足りない(周りも死んでしまう)ので、人との「つながり」をつくれる力が重視されます。

個人的には、現役時代にがんばって老後の資金を貯めて定年後を乗り切るより、「毎年120万円をどうやって80歳まで稼ぎ続けるか」を設計したほうが幸せになれる確率が高いと考えています。

そのほうが「お金」「つながり」「健康」の3つを満たせる可能性が高いからです。

お金と時間を費やしてきたものが「種」

ここで、皆さんが知りたいのは、自分にとって「お金」「つながり」「健康」を満たす毎月10万円もらえるものは何か? ですよね。

まずは10万円になる「種」を見つけることから始めましょう。

紙やノートを用意して、自分が「今まで一番お金と時間を使ってきたこと」を書き出してみてください。仕事でもプライベートでもなんでも構いません。

お金や時間を費やしたことは、必ずあなたにとって「好き」なことです。英語、ダンス、読書、絵画、旅行、経理、営業、事務……。自分でも気がつかないうちに、知識や経験、ノウハウがたまっているはずです。

コツは、「これは自分業になる? お金になる?」という視点を捨てることです。なぜなら、自分業になるかどうかは、自分ではなく市場が決めるからです。

「全然思い浮かばない!」という人は、他人から「上手だね。すごいね」と言われたこと(絵がうまい、服のセンスがいい、PCの入力が速い、ミスを見つけるのが早い、プレゼンで噛まないなど)を思い出して書いてみてください。
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