老後2000万円問題より深刻。40代が直面する"稼ぐ力の賞味期限切れ"という現実

人生100年時代、誰もが「40歳の壁」にぶつかり、「第二の職業人生」という課題に直面します。アラフォー世代はどう人生後半戦をデザインすべきでしょうか。

もし週に15時間しか働かないなら……

あなたは、毎日時間を費やしている仕事に、やりがいや社会的意義を感じていますか? コロナ禍にリモートワークになって、「別に会社に行かなくていいじゃん」「意外とやること少ないじゃん」と気づいた人はいませんか?

いるよね? いる。なんとなくやってきたけど、実は手応えがないことにうっすら気づき始めている人、きっといるはずです。

ケインズ先生になったつもりで、自分に問うてみます。

・もし週に15時間しか働かないなら、今やっている仕事で何を残したいか?
・不要だと思っていること、減らしたいことは何か?
・自分のキャリアにつながる仕事ができているか?
・これからも1つの仕事で生きていくのか?
・どんな人生を生きていきたいのか?


立ち止まった「ここ」から、すでにあなたの変化は始まっています。人生の後半戦をどう過ごすのか? ある程度の仕事スキルや武器を手に入れたアラフォーだからこそ、良い変化につなげたいですよね。

個人的には、人生の後半戦こそ、主体的に幸せを感じることを追求してみる、やりがいを感じる仕事を選んでいくことが大切だと考えています。そうすれば、ケインズ先生のいう「凡人」ではなくなり、充実した第二の職業人生を歩めるのかもしれません。
「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略 【 "マイキャリア" の整理に使える2つのワークシートDL特典付き】 <3つの要素棚卸し> & <重ね合わせ発見>
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尾石晴 プロフィール
株式会社ポスパム代表。大学卒業後、外資系メーカーに16年勤務。転勤5回、管理職の経験あり。2020年に退職し、独立。2年間のサバティカルタイムを経て、現在は大学院博士課程(感性学)に在籍中。2013年、2016年生まれの男児2人の母。最新刊は『「40歳の壁」を越える人生戦略』(ディスカヴァー)。
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