
All About ニュース編集部では、2025年6月17〜18日の期間、全国10〜60代の男女250人を対象に「日本の城」に関するアンケートを実施しました。
近世の城郭が数多く残る関東・中部エリアには、歴史的価値だけでなく、美しい佇まいや雄大な景観で人々を惹きつける“絶景の城”が点在しています。
今回は、調査結果の中から絶景だと思う「関東・中部地方の城」ランキングをご紹介します。
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2位:名古屋城(愛知県)/42票
1612年に築かれた名古屋城は、金の鯱(しゃちほこ)が飾られた天守や広大な城郭、本丸御殿の華麗な装飾が調和する、歴史と美を兼ね備えた名城です。現在、昭和34年に再建された鉄筋天守は公開を休止中で、2032年度以降を目指して木造復元が進められています。一方、本丸御殿は2018年に完全復元され、狩野派による1000点超の障壁画や金箔装飾、美しい天井絵が鑑賞できます。
回答者からは「テレビや写真でしか見たことなかったけど、行って良かったと心から思った」(40代女性/山口県)、「やっぱりしゃちほこが綺麗で絶景だった」(30代女性/埼玉県)、「天守閣の屋根には金色の鯱が飾られていて、名古屋の象徴的な存在だと思うから」(50代女性/兵庫県)などの声が寄せられました。
1位:松本城(長野県)/59票
長野県松本市に佇む松本城は、現存する五重六階の天守を持つ、国宝に指定された名城です。黒漆塗りの外壁が特徴で、周囲の山々や水堀との美しいコントラストから「烏城(からすじょう)」の別名でも親しまれています。北アルプスを背景に、堀に映る姿はまるで絵画のよう。夜間のライトアップや雪に包まれた冬景色も好評で、国内外から“絶景の城”として高く評価されています。
回答者からは「広いお堀と綺麗に積み上げられた石垣は芸術的、周囲に高い建物がないのが良い」(40代男性/岩手県)、「黒を基調とした天守と、背後に広がる北アルプスの景色が相まって、非常に美しい構図を楽しめます。現存天守としての価値も高く、歴史的な魅力にも富んでいます」(20代男性/静岡県)、「修学旅行で行ったとき、子供ながらに格好いい凛とした綺麗なお城だと思っていたから」(40代女性/大阪府)、などの声が寄せられました。
※回答者からのコメントは原文ママです