
All About ニュース編集部では、2025年6月17〜18日の期間、全国10〜60代の男女250人を対象に「日本の城」に関するアンケートを実施しました。
南国の自然や豊かな歴史文化が色濃く残る九州・沖縄地方には、全国でも類を見ない個性豊かな名城が数多く存在します。
本記事では、調査結果の中から、絶景だと思う「九州・沖縄地方の城」ランキングを紹介します。
>7位までの全ランキング結果を見る
2位:熊本城(熊本県)/89票
「銀杏城(ぎんなんじょう)」の愛称で知られる熊本城は、戦国武将・加藤清正が1607年に築いた、日本でも有数の名城です。黒漆塗りの立派な天守と、反り返るような石垣「武者返し」が特徴で、見る人を圧倒する存在感があります。2016年の熊本地震で大きな被害を受けましたが、今も復旧が少しずつ進んでいて、修復中の姿もまた、“生きているお城”として多くの人の心を打っています。夕方になると天守が夕日に染まり、春には約800本のソメイヨシノが咲き誇る絶景が広がります。
回答者からは「加藤清正が建てた素晴らしいお城ですし、お城の近くに加藤清正を祀った神社もあるので神社とお城を重ねた絶景が楽しめます。さすが熊本といえば加藤清正と言われるだけあって壮大なスケールが絶景だと思います」(30代男性/福岡県)、「大天守と小天守があるだけではなくお城のまわり宇土櫓もあり、お城の規模かなり大きくて絶景だと思います」(40代男性/宮城県)、「一時熊本地震によって崩れた所があるものの(復旧済)やはり名城だけあって城郭だけでも見る価値があり勇壮な景色が広がり、また桜の名所でもあり、夜にライトアップされた城とのコントラストはまさに絶景だと思った為です」(60代男性/広島県)などの声が寄せられました。
1位:首里城(沖縄県)/114票
那覇市にある首里城は、かつて琉球王国の政治と文化の中心として栄えた歴史あるお城です。中国や日本の建築様式が融合した、鮮やかな朱色の建物が特徴で、南国の空に映える美しいデザインが魅力です。2019年の火災で正殿などの主要な建物が焼失しましたが、現在は再建に向けた工事が進行中。再び蘇ろうとする姿に、多くの人が“今しか見られない景色”として関心を寄せています。城跡から見下ろす那覇の市街地や海、赤瓦の屋根が並ぶ首里の街並みは、沖縄らしい風情にあふれ、訪れる人の心に残る絶景スポットです。
回答者からは「お城といえば黒などのシックなイメージですが、ここだけは系統が違いド派手で迫力のある外観が絶景です」(20代女性/埼玉県)、「真っ赤な首里城は南国ならではの空気感と合わさり、爽やかかつ迫力に満ちた景色なのではと想像します。沖縄に行ったことはあるのですが、まだ首里城を見たことはないので、いつか直接目にするのが楽しみです」(40代女性/東京都)、「日本の文化と中国の文化が混ざっていて、日本に建っているお城としては異彩を放っていると思うから」(30代女性/兵庫県)などの声が寄せられました。
※回答者からのコメントは原文ママです