
子どもの前でオープンに話し、夫婦の意思決定もそのまま行う
「実は、子育てについて改めて話し合ったことがないんです。長男が中学受験したときは下の子が0歳だったので、小さい子たちが眠って、上の子たちは勉強を始める20時くらいから、テレビを観ながら会話したくらいです」勉強に関することは、子どもの前でオープンに話し合う方針です。
「夕食は家族そろって取る方針なので、そのときに夏期講習に申し込むかなど、本人も交えて対話しています」
オトクサさんの長男は基本的に夏期講習などへ通いませんでしたが、三男は小学4年生の頃に塾の夏合宿へ参加したそう。それは本人の性格的にみんなでワイワイとした方がやる気が出ると思ったからだとか。夕食のときに本人も「行きたい」と気持ちを伝えたことから参加が決まりました。
夫婦の役割分担は、自然と決まった
通塾なしで中学受験に挑戦するオトクサさん一家。受験勉強に関しては中学受験経験があるオトクサさんが主体となり、子どもの心と健康のケアは奥様が担当していたと言います。「役割分担は自然と決まりました。僕が家事をしても邪魔になる場面が多くて、生活のことは妻に任せがちです。もちろん妻も子どものことが心配だからいろいろ調べてきて、『夏期講習は受けた方がいいのでは』と助言してくれることはありますよ」
実際、「お盆休みの4~5日間は、志望校別の短期講習へは通った方がいいのでは」とオトクサさんの妻が提案し、長男が短期間だけ塾へ通ったことがあるそう。
このほかにも、「通わない学校の受験は意味がない」と考えるオトクサさんに対し、「1月受験の学校も受けた方がいいよ」と妻がアドバイスして、受験したこともあるのだとか。
「基本的な役割分担は決まっていますが、『こうした方がいいんじゃない』というお互いの意見は尊重するようにしています」