【2025年6月引退】さよなら、カシオペア! 豪華寝台特急の思い出を懐かしの写真とともに振り返る
豪華寝台特急「カシオペア」が2025年6月末についに引退する。唯一無二の車両、運行スタイル、こだわりのサービスなど、その歴史と魅力を2007年当時の写真とともに振り返る。
3. 食堂車でディナーを
2階のレストラン
食堂車は3号車にあり、2階がレストラン、1階が厨房。夕食のメニューはフランス料理コースあるいは懐石御膳の2種類。事前予約制で、時間帯が3回(17:15~18:15、18:30~19:50、20:10~21:30)に分かれていた(17:15からの回は懐石御膳のみ)。
左がフランス料理、右が懐石御膳
21:45~23:00はパブタイムで予約不要。モーニングタイムは6:30~8:00(予約不要)で洋朝食、和朝食のどちらかから選べた。
4. ラウンジカーでくつろぐ
朝、青森駅を出るとラウンジカーで後方展望が楽しめた。写真は列車遅延時のもので、通常のダイヤでは、まだ薄暗い時刻だ
ソファーや飲料自動販売機が置かれ、予約なしで誰でも利用できるラウンジカーは12号車である。
下り列車(札幌行き)の場合、青森駅~函館駅間のみ最後尾となり、後方展望を堪能できた。列車の進行方向が青森駅と函館駅で「進行方向が」変わるため、残りの区間は機関車の後部を眺めることとなる。
上り列車は函館駅~青森駅以外の区間で後方展望が望めた。ラウンジは2階に位置しており、1階には列車に電源を供給するディーゼル発電機が搭載されていた。
函館駅では進行方向が変わり、ラウンジカーの前にはディーゼル機関車が連結された