2025年5月末に運転開始! 西武鉄道8000系「サステナ車両」を徹底解説【豆知識10選】
西武のサステナ車両8000系の改修工事が完了し、2025年5月末の営業運転開始に向けて最後の調整段階にさしかかった。この車両はどのようなものか。車両の外観や車内などの豆知識を「10のチェックポイント」としてまとめてみる。
3. 新デザインの意味するもの、デザイナーは誰?
市松模様の斬新なデザイン
西武8000系は、小田急8000形時代は、アイボリーに青帯が一本入った塗装だった。西武8000系となり、塗装がどうなるか注目されていたが、西武電鉄のコーポレートカラーである「ブルー」「グリーン」をベースに「永遠」「発展」「繁栄」を表わす市松模様にアレンジしたデザインが採用された。これは、西武鉄道社内で車両の整備、点検や管理を行う社員よりデザインを募集し、その中から若手社員が発案したものを選び、外部の協力を得ながらも満足できる仕上がりになったようだ。
「昔から走っている西武の電車みたいだけれど、なんか違うね、というイメージを利用者に持ってもらえたら」とは関係者の弁。
4. 車内の様子
車内は、ほぼ小田急時代のまま
座席は通勤型車両なので、オールロングシートだ。ドアとドアの間は7人掛けでこれは小田急時代と同じである。車端部は4人掛けだったが、3人掛け用にシートを変更(バケットのへこみの位置を変えた)。ゆったりとしたものとなった。
車端部のシートは4人掛けから3人掛けに変更された
運転台後ろの車椅子スペースには跳ね上げ式の座席が収納されているが、これは変わっていない。