「代々木上原駅」には何がある? まるでトルコ旅行に来たかのような「日本最大のモスク」がある美しい街
東京都渋谷区の代々木上原駅は、近年メディアで「都心と直近の高級タウン」として脚光を浴びる機会が多くなりましたが、実際に降りてみると何があるのでしょうか。行って確かめてみました!
代々木上原駅は小田急小田原線と東京メトロ千代田線の2路線が接続し新宿&原宿という「宿」のつく2大繁華街に直近。近年では、新宿のすぐ近くにもかかわらず閑静で緑豊かな生活環境が注目を集め、都心直結の高級タウンとして有名になりました。
一方で「生活レベル高そうだし、庶民派の私には縁がないかも……」と感じる人や、単純に「千代田線から小田急線の乗り換えでしか使ったことない」という人もいるかもしれません。
実際の代々木上原を歩いてみると、駅周辺の雰囲気は意外なほど庶民的かつ下町風でありながら、その中に個人経営の飲食店、高級飲食店などが数多く潜んでいるのが特徴です。また、駅前のにぎわいから少し離れると閑静な住宅街のあちらこちらに見どころが。坂や階段が多い街なので、長時間のウオーキングは少し体力がいるかも?
代々木上原駅の基本情報:家賃相場はいくら?
代々木上原駅(筆者撮影、以下同)
代々木上原駅周辺の家賃相場は駅徒歩10分以内、築年数10年以内でワンルームが約9.6万円、1LDKで約19.4万円、2LDKは約24.1万円となっています。(SUUMO、2025年2月4日確認)。小田急線内では家賃相場がトップクラスに高く、起点である新宿駅と比べても3〜4000円ほど割高。家賃からも高級住宅街ぶりが分かりますね。
駅の開業は小田急線の開業と同じ1927年。当初は「
代々幡上原(よよはたうえはら)駅」という名前で、1941年に現在の名前になったそうです。
代々木上原は「坂道」の街
入居テナントはそこそこ多め
駅直結の商業施設「
アコルデ代々木上原」は1993年の開業。2023年7月にリニューアルオープンしてから約1年半ほどであり、施設内の雰囲気は清潔&華やかです。
駅を出てすぐ買い物できて便利
テナントはスーパーマーケット「
Odakyu OX」をはじめ、「サンマルクカフェ」「スターバックスコーヒー」「ダイソー」「カルディ」など、複数の飲食店・カフェ・ショップが入っています。特に、代々木上原駅近辺は中規模以上の量販店に乏しいため、スーパーや100均がここに入っているのは助かりますね。
「代々木上原」のイメージに反してローカル感漂う駅前
出口から先は、駅を南北から挟み込む形で商店街が形成されています。
駅前は坂だらけ
代々木上原駅周辺の特徴は、坂道の多さ。駅周辺と小田急線沿いが低く、そこから南北へ上り坂になっています。小田急線沿いが谷間にあたり、そこから南北方向へ登り坂という地形となっています。
ちょっと離れた住宅街も坂だらけ
元より多摩丘陵の延長部分として台地と谷が多い地形だった上に、かつて流れていた渋谷川の支流が地形を削る形で、現在の坂が多い地形になったのだとか。代々木上原駅(アコルデ代々木上原)も南側の出口は1階にあるのに、北側の出口は地下1階にあったりと、この街らしいトリッキーな特徴があります。