趣里さん、ジェシーさんが共演するドラマ『モンスター』(カンテレ・フジテレビ系)が、12月23日放送の第11話で最終回を迎えました。ストーリーをおさらいしつつ、SNSに寄せられた反響を振り返ります。
最終話のあらすじ
産廃処理業者のサカミクリーンを調べるうち、帝東電機の産廃物を扱う従業員に著しい健康被害が出ていることを突き止めた神波亮子(趣里)。法廷でその事実を公表した亮子は、サカミクリーンの代理人である粒来春明(古田新太)と共に、帝東電機に対して損害賠償請求を行うことに。
損害賠償請求には、サカミクリーンの従業員だけでなく、山遥村民らの健康データも必要不可欠。しかし村人たちは日本有数の大企業である帝東電機を信じ切っており非協力的。亮子は、さくら(前田敦子)と拓未(前原滉)、城野(中川翼)の助けを借り、世論が帝東電機への不信感へ向くよう画策します。
テレビと大企業しか信じない村人たちを逆手にとり、テレビで取り上げられるまでネット上でバズらせ、村人たちの意識を変えた亮子。テレビでも報道されるようになると、村人たちは手のひら返しをして帝東電機への損害賠償請求に転じます。
謝罪会見の場で一転して帝東電機を叩き、賠償額を吊り上げようとし始める村人やサカミクリーンの従業員たち。自分に害が及ばなければ無関心を貫き、少しでも利がありそうなら飛びつく“モンスター”と化した彼らの言い分を、亮子はことごとく皮肉り、論破するのでした。
趣里“亮子”渾身の演説が「心の底エグってくる」
賠償金でごねる村人たちに対し、「幸せって何ですか?」「自分にとっての幸せや豊かさがわからなかったら、どうやって生きていくのかなんて決められないんじゃないんですか」「一体何のために生きているんですか?」と立て続けに言葉を投げつけた亮子。頬を伝った一筋の涙からは、震えるほどの静かな憤りが感じられました。
X(旧Twitter)では、「めちゃくちゃその通り。芯をブッ刺して生きないブレブレの在り方は何の意味もない。心の底エグってくるステキなドラマでした」「神波先生が泣いて震えるほど憤っているのが、このドラマの言いたいことなのかもなあ。思考停止の人が多過ぎる世の中に悔しく思うことあるもんね」「テレビで放送されるドラマで『テレビが正しい』という思い込みに警鐘鳴らしてるの凄い…」「現代社会の闇を皮肉ってた脚本が爽快。人の心の裏側の触れてほしくない場所にも触れてたの面白かったけど決して他人事じゃなくて耳が痛かったなぁ」などのコメントが寄せられています。