何気なく過ごしている今日も、過去には何かが起きている日です。当時のニュースを振り返ってみましょう。
5年前の2019年10月13日、ラグビーW杯で日本が史上初のベスト8に
5年前の2019年10月13日、ラグビーW杯日本大会の1次リーグA組最終戦が行われました。台風19号の影響でわずか9時間前に試合の開催が決まったにもかかわらず、会場の横浜国際総合競技場には多くの観客が駆けつけました。
対戦相手は通算成績1勝10敗と日本が大きく負け越し、W杯でも1991年、2003年、そして前回大会である2015年と3度対戦して全敗しているスコットランド代表。
同組ですでにアイルランドが決勝トーナメント進出を決めていたため、残り1枠を争う重要な一戦でした。
前半6分に先制トライを許した日本ですが、その後に猛攻を仕掛けて同18分にトライ成功。同25分、同39分と立て続けにトライを奪って21-7で前半を終了。
後半2分にもトライを決めて28-7まで突き放して以降は、スコットランドの猛反撃を浴びるも耐えて逃げ切り、28-21で勝利。
ラグビー日本代表にとって史上初となる決勝トーナメント進出、ベスト8を決めました。
スローガン「ONE TEAM」が流行語大賞に
1987年の第1回大会から毎回出場し、本大会でアジア初の開催国となった日本が、9度目の挑戦でついに悲願の予選リーグ突破を果たしたことに日本中が熱狂し、話題を呼びました。迎えた決勝トーナメント、準々決勝の相手は2度の優勝を誇る南アフリカ。前半は粘り強く戦って3-5で折り返した日本ですが、後半の終盤に2トライを許すなどして3-26で敗北。
残念ながらベスト4進出はできませんでしたが、試合後には健闘を讃える拍手が鳴り止まず、今後に大きな可能性を示す大会になりました。
また、日本代表が1つのチームとして結束するために掲げたスローガン「ONE TEAM」は、新元号である「令和」や当時流行していたタピオカドリンクを飲むことを表す「タピる」を抑えて、2019年の流行語大賞に選ばれました。
5年前の今日、あなたは何をしていましたか? この機会に、振り返ってみてはいかがでしょうか。
この記事の筆者:石川 カズキ
1984年沖縄県生まれ。筑波大学人間学類卒業後、会社員を経て芸人・作家・コピーライターに。エレキコミック・ラーメンズを輩出した芸能事務所トゥインクル・コーポレーション所属。第60回宣伝会議賞コピーゴールド受賞、LOFT公式YouTubeチャンネル「コントするイシカワくん」シリーズのコント台本・出演、KNBラジオCMコンテスト2020・2023協賛社賞受賞など。お仕事あればお気軽にご連絡ください。AIから仕事を奪うのが目標です。