【2024年下半期】今注目すべき芸人3選! 『M-1』準決勝3位、『THE W』決勝進出など実力派コンビぞろい

2024年も下半期に突入した今、残りの半年でブレークしそうな芸人を紹介していきます。この記事では、元テレビ局スタッフが、独断と偏見で選んだ3組の芸人たちを紹介。魅力を解説していきます。(サムネイル画像出典:『M-1グランプリ』公式Xより)

人気急上昇中! 独特なテンポがくせになる「梵天」

次に紹介するのは、女性コンビとして話題を集め始めている梵天です。姉・薪子さん、妹・しおたむさんからなる2歳差の姉妹で、太田プロダクションに所属する沖縄県うるま市出身のコンビ。2022年4月にプロデビューという芸歴が浅いコンビながら、『女芸人No.1決定戦THE W 2023』(日本テレビ系)で決勝に進出したことで話題を集めました。
 
梵天は漫才の完成度が高いだけでなく、テレビ番組でもこれまでの「女芸人」の系譜を受け継げる存在です。キャラとしては、妹のしおたむさんは破天荒でだらしない性格、姉の薪子さんはしっかり者で、漫才でもこの設定がベースとしてネタが進んでいきます。

“実姉妹コンビ”で『イッテQ』出演→ブレークなるか!?

しおたむさんは、現在の“クズ芸人の波”に乗れそうなキャラ。利きタバコが特技で、コンビ結成のキッカケはしおたむさんの借金だとされています。薪子さんいわく、「ノーギャンブルで、酒とたばこと食事だけの借金です」とされ、おもしろエピソードを多く保有。タバコに関するトラブルも多く、『オールナイトニッポンPODCAST』(ニッポン放送)でも明かされ爆笑をさらっています。

なのに、関西学院大学を卒業している学歴を持ち、クズキャラでありながらキチンとトークを組み立てられる実力者。しかも、すでに結婚している変わった経歴を持ち、若手女性芸人では突出した個性派キャラです。
 
そして薪子さんは、PODCAST番組でもしっかりとした会話の組み立てを披露。「海原やすよ ともこ」に通じるような軽快で気持ちの良いテンポで、トークを展開していく実力を持ちます。同性からも人気が出そうなキャラで、情報番組などでもブレークしそうな予感を薪子さんからは感じられます。
 
そんな梵天は自身でも「体を張る仕事もやっていきたい」と話している通り、ガンバレルーヤ、森三中などの流れをくむ活躍に期待がかかります。ぽっちゃりとした体形は体を張る企画に最適で、独特なキャラもあることから『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)などに出演すれば、すぐに人気者になれそうです。
 
トークでも、体を張る仕事でもしっかりと結果を出せそうな「梵天」。賞レースは基より、相性の良いテレビ番組に出演できれば、下半期でいきなり大ブレークも可能なコンビとなります。
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ピン芸人として“芸人1年目”に!「兼光タカシ」に注目
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