コンビ解散で再スタートを切った「兼光タカシ」
最後に、若手ではないですが2024年、ピン芸人になったばかりの兼光タカシさんを取り上げます。お笑いコンビの「プラス・マイナス」として活躍していた兼光さんですが、騒動に巻き込まれコンビは解散。いきなりピン芸人になり、現在は活躍の場を探している最中です。ある意味で、“芸人1年目”といえる兼光さんですが芸達者なことで有名。オール巨人さんをはじめとする物まねのレベルが高く、さかなクンやアニメキャラのフリーザなど多くのレパートリーを持ちます。バラエティで起用しやすい芸を持ち、なおかつ今回の解散騒動もあり下半期は多くの番組に出演するでしょう。そこでキッカケをつかめるかがポイントとなりそうです。
ピン芸人として“ロケの帝王”なるか?
また、ロケのうまさにも定評があり、2024年5月21日放送の『相席食堂』(ABCテレビ)では、番組史上初となる1人で1時間のロケを担当。物まねを取り入れながら人の良さもしっかりと見せ高い評価を得ました。ここ最近の兼光さんの出演番組を見ると、トークやガヤよりロケで個性を発揮できる印象があります。今後は、関西の番組も含め“ロケの帝王”になれる可能性は大。兼光さんに力を貸したいという番組プロデューサーが多い現状で、2024年下半期にピン芸人としてブレークするのではないでしょうか?
ここまで、気になる芸人3組(ピン芸人含む)を紹介しました。芸人は、前述したとおりに1つのテレビ番組への出演で、いきなり大ブレークすることがあります。また、「M-1グランプリ」での活躍で、一夜にして成功のキッカケをつかむことができます。果たして、今回紹介したナイチンゲールダンス、梵天、兼光タカシさんが下期ブレークするのか、注目してみてください。
この記事の筆者:ゆるま 小林
長年にわたってテレビ局でバラエティ番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。