【Creepy Nuts】「Bling-Bang-Bang-Born」が世界的大ヒット! “凄腕ラッパー×世界一のDJ”コンビに注目

「Bling-Bang-Bang-Born」が大ヒットを記録している、ヒップホップユニットの「Creepy Nuts」。2024年は大ブレークしそうなユニットの魅力を、長年ファンを続けている元テレビ局スタッフが解説します。(サムネイル画像出典:公式Webサイト)

ライブやフェスでファンが急増!

さて、これまでのヒップホップアーティストにはない、変わった形でブレークしたCreepy Nutsですが、もちろん本職である音楽でも次々とファンを生み出します。

DJ 松永さんは最新のダンスミュージックを取り入れたコアな編曲やアレンジを行いながら、サビではキャッチーなメロディの楽曲を量産。スマッシュヒットした『よふかしのうた』をはじめ、『バレる!』は『R-1グランプリ』(フジテレビ系)のテーマソングとして書き下ろされました。
 
さらに、『堕天』は、フジテレビ系のノイタミナ『よふかしのうた』のオープニングテーマとしてヒット。R-指定さんの、高度なラップは聞いていて気持ちが良く、セクシーで魅惑的な声は多くの人から支持を受けます。

ハードでノリが良い楽曲はライブやフェスでも大きな盛り上がりを見せ、『合法的トビ方ノススメ』『生業』『2way nice guy』は、どの現場でもオーディエンスをぶち上げます。何より、作品では感じられないDJ 松永さんの世界一のプレイもしっかり体感でき、さらにR-指定さんの規格外なスキルのラップは、生でこそ魅力を倍増させます。どのライブやフェスでも、ファンを急増させ着実に人気を底上げしています。

『Bling-Bang-Bang-Born』が世界的なヒットに

そんなCreepy Nutsが、2024年に発表したのが『Bling-Bang-Bang-Born』です。2024年1月7日に、アニメ『マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編』(TOKYO MX)のオープニング主題歌として配信リリース。中毒性があるメロディを持つ作品で、TikTokでは楽曲を使った「BBBBダンス」が大流行します。
 
すると、配信で一気に楽曲が広まり、世界各国のiTunesヒップホップチャートで1位を獲得。Spotifyグローバルチャート、「Billboard Global Excl.U.S.」でも好成績をあげ、2024年2月末にはストリーミング総再生回数1億回を突破します。史上3位タイの速さとされ、今年リリースした曲では初の1億回再生となりました。

日本を代表する作品の『Bling-Bang-Bang-Born』は、ダンスミュージックの「ジャージー・クラブ」のアレンジが特徴的。K-POPグループ・NewJeansや、世界的アーティスト・Drakeの楽曲でも取り入れられたリズムで、ノリが良く耳に残りやすいのでSNSでブレークしやすいと言われています。そこに、R-指定さんのマシンガンのようなラップ、キャッチーなフックが絡み合い、覚えやすいのにセンスが高い奇跡の1曲となりました。

また、『Bling-Bang-Bang-Born』と同じく、ジャージー・クラブ的なアプローチの新曲『二度寝』は話題のドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)の主題歌として話題。2024年は年明け早々からすでに2曲も名曲を生み出していることになっています。
 

2024年は紅白、レコ大の出演も!?

これまでも知名度は抜群でしたが、2024年はCreepy Nutsにとってまさに「大ブレーク」の年になりそうです。目指す先には、『NHK紅白歌合戦』や『輝く!日本レコード大賞』(TBS系)など、大型音楽番組への出演や、世界を視野に入れたライブやフェスでの活躍が期待されます。

特に、レーベルもSony Musicということで世界展開も夢ではありません。これまでのヒップホップアーティストになかった活躍をしているCreepy Nutsに、日本中の注目が集まり続けそうです。
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この記事の筆者:ゆるま 小林
長年にわたってテレビ局でバラエティ番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。

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