【Creepy Nuts】「Bling-Bang-Bang-Born」が世界的大ヒット! “凄腕ラッパー×世界一のDJ”コンビに注目

「Bling-Bang-Bang-Born」が大ヒットを記録している、ヒップホップユニットの「Creepy Nuts」。2024年は大ブレークしそうなユニットの魅力を、長年ファンを続けている元テレビ局スタッフが解説します。(サムネイル画像出典:公式Webサイト)

Creepy Nuts
Creepy Nuts(画像出典:公式Webサイト
ヒップホップ・ユニットの「Creepy Nuts」が、いまや世代問わず大ブレークを果たしています。新曲となる『Bling-Bang-Bang-Born』はSNSを中心に注目を集め、ヒップホップアーティストとしては史上最速でストリーミング総再生回数で1億回を突破。あまりヒップホップに詳しくない人でも、Creepy Nutsの名前を見る機会が多くなっているでしょう。

この記事では、Creepy Nutsを初期の頃から追いかけていた、元テレビ局スタッフの筆者が、その魅力を振り返り今後の展望も予想していきたいと思います。

凄腕ラッパーと、世界一のDJがタッグを組んだCreepy Nuts

Creepy Nutsは「R-指定」さんと「DJ 松永」さんの2人組です。R-指定さんは、数々のMCバトルで好成績を上げ、テレビ番組の『フリースタイルダンジョン』(テレビ朝日)でも有名になりました。「梅田サイファー」のメンバーでもあり、ラップのフリースタイルでは日本有数の実力を持っています。
  そして、相棒となるDJ 松永さんの経歴も負けず劣らず、スクラッチなどを披露するバトルDJとして大活躍。2019年には、ロンドンで開催された「DMC WORLD DJ CHAMPIONSHIPS 2019」のバトル部門で優勝を果たし、「世界一のDJ」として名を挙げます。
  日本有数のラッパーと、世界一のDJが組んだスーパーユニットのCreepy Nutsは、2013年にコンピレーション作品の『KAIKOO PLANET III』に参加。音楽フェスのフジロックへ出演するなどして、ライブシーンで注目を集めはじめます。

名盤として名高いミニアルバム『たりないふたり』をリリースし、ヒップホップ好きだけでなくファンを拡大。2017年11月にはシングル『高校デビュー、大学デビュー、全部失敗したけどメジャーデビュー。』でSony Musicからメジャーデビューを果たします。

そして、Creepy Nutsの名前を一気に広めたのは、ラジオ番組の『Creepy Nutsのオールナイトニッポン』シリーズとなります。

ラジオスターとなり、ファンを拡大したヒップホップスター

2016年に『Creepy Nutsのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)シリーズがスタートすると、企画の面白さと2人のトーク力の高さですぐに人気を集めます。深夜ラジオのヘビーリスナーだった2人は、2018年4月~2022年3月までは2部枠で『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0(ZERO)』、その後に2022年4月~2023年3月まで1部枠で『Creepy Nutsのオールナイトニッポン』を放送します。
  この番組では、言葉の魔術師であるR-指定さんのトークスキルだけでなく、DJ 松永さんの非凡なセンスが話題に。ひょうひょうとしていて、良い意味でコンプライアンスの意識が低いDJ 松永さんのトークは中毒者を生み出し、オールナイトニッポンを代表する番組としてブレークします。

中でもファンの間で神回と言われるのが、DJバトルで世界1位となったDJ 松永さんが、ロンドンから中継を行った放送回です。番組ではおなじみのコーナーになっていた、「大江戸シーラン」という企画に合わせ、現地でミュージシャンの「エド・シーラン」を探すというもの。結果は、夜の街でとんでもない現地人とのカラミを行い、放送コードギリギリの中継を披露してラジオ好きからも大好評を得ました。

ちなみに、Creepy Nutsは2024年2月19日に、『Adoのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)の代替番組として、突如『Creepy Nutsのオールナイトニッポン』を一夜限りで復活。特別放送ながら、2人の通常通りすぎる、肩の力が抜けたトークはSNSで大絶賛を受けました。
 
こういったバラエティセンスはテレビでも生かされ、DJ 松永さんは、『有吉ゼミ』(日本テレビ系)や『考えすぎちゃん ON TV〜ワンクールだけの大冒険〜』(テレビ東京系)など、さまざまな番組に出演します。

ラジオスター、そしてバラエティタレントとしても活躍を広げ、幅広い世代からCreepy Nutsが愛されることになります。
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「BBBBダンス」がTikTokなどで大ブレーク
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