2月から舞台『SaGa THE STAGE~再生の絆~』に出演
「人間って、生まれてから出会う人たちや環境に影響されながら創られていくものだと思うけど、まだ自分でも気づかない、秘めたものはいっぱいあると思います。私にとってモデルや演技は、そういう“自分探しの楽しい旅”みたいなもの。演技をするごとに、私にはこんな部分があったんだ、と発見があります。
今までやったどの役の中にも、自分は入っていますよ。『下妻物語』(2004年)の時には(ヤンキー少女の役が)“まんまだよ”と言われたけど(笑)、絶対“まんま”なわけなくて、話す言葉も違うし、キャラクターの生活と私の生活は絶対違う。でも、そんな中にも同じ悲しみや喜びがあって、“私もそうかもしれない”と思える部分がありました。人は大人になるにつれ、どこか鎧をつけて社会を生きぬくものかもしれないけれど、私にとっては演技をすることで、“私ってこういう人間なのかもしれないな”とはっとさせられる。そういう意味で毎回刺激を受けています。
『SaGa THE STAGE~再生の絆~』も、まだまだ未知の世界ですが、今回、私を選んでくれたということは、役と私に共通点があるだろうと思って誘ってくださったと思っています。
2役演じるのですが、私の勝手な想像では、1つは、子ども愛にあふれた、愛情の塊のようなモンスター。そしてもう1つは、自分が従えている、守らなければいけないものたちのために戦うモンスター。強いだけではない個性を、私も持っていると見抜いてくれたのかなと思ったので、“かっこいい”“怖い”みたいな単純なものではなく、もっと深い、見方によっては“モンスターに見えない”一面みたいなものが出てきたら面白いなと思っています。ディープな2役にしていきたいですね。歌も歌う予定です。
ミュージカルもやってみたらって? やっちゃいますか(笑)。これまでもお話はあったんですが、自分のライブと重なったりして、なかなかタイミングが合わなかったんですよ。でも観るのも好きだし歌で表現するのも好きだから、ミュージカルもやりたいです。
声域はけっこう広い方ですが、たぶんライブとは違う声の出し方だと思うので、一生懸命やらせていただきます。生きているうちに、いろんな声の出し方を習得したいですね。一度の人生、精一杯楽しみたいです!」