出場歌手はK-POP勢も多く、特別企画では、「クイーン+アダム・ランバート」や、「ポケットビスケッツ&ブラックビスケッツ」が登場して、豪華な一夜となりました。
この記事では、元テレビ局スタッフの筆者が、いろいろと変革のあった『NHK紅白歌合戦』を振り返り、独断と偏見で選んだ名場面ランキングで振り返ります。
5位:圧倒的な存在感&世界観を見せつけた「Ado」
本人名義では初出場で『唱』を熱唱した「Ado」さん。京都・東本願寺の能舞台に特設ステージを組み、金網をイメージしたセットの中で楽曲を披露しました。荘厳な雰囲気の中、当日は雨も降っていたことから独特な世界観を演出することに成功。今回も照明の調整で顔が見えないようにしていましたが、他の歌番組とは異なる豪華で圧巻なステージを披露しました。
4位:「橋本環奈&浜辺美波」かわいいだけでなく芸達者すぎる
有吉弘行さん、高瀬耕造アナとともに、司会を担当した橋本環奈さんと浜辺美波さん。有吉さんは抜群の安定感で司会進行を続けていましたが、橋本さんと浜辺さんも負けていませんでした。華やかな衣装のかわいらしいビジュアルはもちろん、長時間の生放送ながら集中力を切らさずに進行。「すとぷり」の「リアルタイムCG」演出では、絡みが難しい中でしっかりと盛り上げることに成功します。また、NiziUなどとダンスコラボも行い、芸達者ぶりを披露しました。さらに、橋本さんはYOASOBIの『アイドル』に出演。浜辺さんは、ヒロインを務めたNHK連続テレビ小説『らんまん』で共演した神木隆之介さんとトークを繰り広げ、主題歌だったあいみょんさんの『愛の花』を聞く際には、人目もはばからず号泣する感動的な場面を見せてくれました。
3位:「10-FEET」のステージにロックファン号泣不可避!?
10-FEETは、アニメ映画『THE FIRST SLAM DUNK』のエンディングテーマである『第ゼロ感』を歌唱。2023年に大ヒットした映画で、疾走感あるロックナンバーでファンになった人も多かったのではないでしょうか? 10-FEETは普段のフェスやライブで見せる私服のような衣装で登場。もしかしたら、『第ゼロ感』の大ヒットで最近ファンになった人は、「なぜ正装しないのか?」と疑問に思ったのでなないでしょうか?しかし、この自然体こそが10-FEETであり、昔からのファンは安心したことでしょう。かなり前にフェスで10-FEETを見かけて以来のファンである筆者も安心しました(笑)。さて、ステージではメンバーの親友であり尊敬していた「チバユウスケ(The Birthday・元THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)」さんを追悼する場面も見られました。
ステージでは、「The Birthday チバユウスケ~!」と絶叫し、『THE FIRST SLAM DUNK』のオープニング主題歌であるThe Birthday『ラブロケッツ』のワンフレーズも歌唱。ロックファンが号泣待ったなし、10-FEETのステージが3位にランクインです。