【紅白出場】NewJeansの魅力は楽曲だけじゃない。ダンスもビジュアルも最高の“天才集団”だった……

若い世代を中心に人気を獲得している「NewJeans」は、『第65回 輝く!日本レコード大賞』『第74回NHK紅白歌合戦』に出演予定。2024年の大ブレークが期待されるグループの魅力や、2023年の活躍などを振り返ります。(サムネイル画像出典:公式Webサイトより)

NewJeans
NewJeans(画像出典:公式Webサイトより)
『第65回 輝く!日本レコード大賞』(TBS系)にて、「優秀作品賞」「特別賞」をダブル受賞して注目を集めている韓国の5人組ガールズグループ「NewJeans」。さらに、12月28日には大みそかの『第74回NHK紅白歌合戦』に初出場することが内定し、日本デビュー未定の異例な出場決定が話題となっています。

12月19日には、リミックスアルバム『NJWMX』を配信リリース。今まさに、勢いに乗るNewJeansについて、これまでの作品を振り返りつつ魅力に迫ってみたいと思います。

NewJeansのプロフィールを改めて確認

まずは、NewJeansのプロフィールからおさらいしたいと思います。デビューは2022年8月で、1stミニアルバム『New Jeans』はいきなりのヒットを記録。所属事務所は、BTSでおなじみの「HYBE」が立ち上げたレーベル「ADOR(アドア)」です。NewJeansはADORにおいて初のアーティストで、SHINeeや少女時代のクリエイティブディレクターとして活躍した「ミン・ヒジン」さんがプロデュースしています。

メンバーは、「ミンジ」さん、「ハニ」さん、「ダニエル」さん、「ヘリン」さん、「ヘイン」さんの5人。最年長のミンジさんが2004年5月7日生まれで、全メンバーが10代という若さを誇っています。

ダンスミュージックがベースの本格派楽曲が魅力

メンバーが非常に若いNewJeansですが、リリースしている楽曲は本格派として音楽好きからも人気です。王道のK-POPサウンドというよりは、欧米も意識したエッジの効いたダンスミュージックをベースに作品を制作。

デビュー曲の『Hype boy』は、EDMの一種となるムーンバートンとエレクトロサウンドを混ぜ合わせたような楽曲で、クラブサウンドとしても優秀です。

さらに初期の楽曲として人気の『Cookie』は、中毒性のあるミニマルなヒップホップビートに、気だるそうなメンバーのボーカルがのる名作。エレクトロ・ファンクの雰囲気もあり、アメリカで流行し続けているトラップサウンドにも通じるトラックメイキングをしています。アイドルグループとしては実験的すぎる楽曲ながら、メンバーのパフォーマンスレベルの高さで、見事にポップサウンドに昇華させています。
 

1枚目のシングルとして、2023年1月2日に発売された『OMG』も魅力的。トラップの要素を持ちながら、UKガラージや2ステップの雰囲気も持つメロディアスな楽曲です。この「UKガラージ」「2ステップ」というジャンルは、2000年頃にブームとなったもので、日本でもm-flo『come again』や平井堅さんの『KISS OF LIFE』などで聞けます。

さらに、この『OMG』のカップリングである『Ditto』は、ブレイクビーツを大胆に使い、ビヨンセや M.I.A.などが流行させたことがある、「ボルチモアクラブ」風のトラックとなります。『日本レコード大賞』で優秀作品賞に選ばれた楽曲で、番組でも聞くことができるでしょう。
 

“全く新しいサウンド”に全米も沸いた!?

さて、ここまで代表的な楽曲を紹介しましたが、NewJeansの作品で一貫しているのが、さまざまなダンスミュージックを吸収して、新しい形で提示しているところです。中には20年以上前に流行したサウンドをベースとして、アメリカやクラブで流行しているダンスミュージックと融合させて、全く新しいNewJeansの楽曲に仕上げています。

これらのハイクオリティな楽曲は、韓国や日本だけでなくアメリカでも評価されていることに意味があります。特にアメリカではSpotifyでの再生が多く、『Super Shy』などが「米デイリートップソング」にて好成績でチャートイン。着実に、アメリカで存在感を見せています。
 

KARAや少女時代などのキャッチーなヒットソングとは違う、まさに新時代のアイドルとしてわが道を進むNewJeansのサウンドは、音楽好きを自称する人こそ聞いてみる価値があります。
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音楽だけじゃない! パフォーマンスもビジュアルも最高……
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