シンプルを極めた大安食堂のラーメン
喜多方ラーメン最大の特徴は、やはり麺。飯豊山の天然水で打たれた熟成多加水手もみ麺は縮れており、つるつる、しこしこした食感です。
スープはとんこつを中心としたスープと、魚介系をブレンドしたダブルスープ。そしてタレに使用するしょうゆは江戸時代から続く、地元喜多方の特注しょうゆを使用しています。
具材はシンプルに、豚のバラ肉、ネギ、メンマ、なると。主役は麺とスープのため、余計な具材は入れないとのこと。
創業から50年近くたつ大安食堂。遠藤さんは2023年8月で86歳を迎え、今でも現役の鉄人。出店期間中は、遠藤さんが厨房に立ちラーメンを振るまいます。
「周りからは『そろそろ引退してはどうか?』というお声もいただきますが、私としてはまだまだ極めていませんし、体が動くので、まだまだ現役を続けます。私の人生で大きな分岐点となったラー博への再出店は、たいへんワクワクしています。少しでも恩返しがしたいという思いで今回は挑みます」と意気込みを語っています。
「あの銘店をもう一度」情報
期間:2022年7月1日~約2年間(銘店シリーズ各店約3週間/94年組シリーズ各店約3カ月)
場所:新横浜ラーメン博物館
期間中出店数:約40店舗(現店舗除く)
“94年組”第3弾:「名代ら~めん げんこつ屋1994」2023年7月20日~10月22日
“94年組”第4弾:喜多方「大安食堂1994」2023年10月27日~2024年1月8日
第23弾:宮城・気仙沼「かもめ食堂」10月3日~10月30日
第24弾:北海道・旭川「蜂屋」10月31日~11月20日
第25弾:北海道・札幌「けやき」11月21日~12月11日
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この記事の執筆者:田辺 紫 プロフィール
神奈川県在住コピーライター。2001年2月より総合情報サイト「All About」で横浜ガイドを務める。2009年4月、第3回かながわ検定 横浜ライセンス1級取得。「横浜ウォッチャー」として、ブログ、SNSを運営。