#25もNewJeansをフィーチャー。10月から年末にかけての来日も決定、まだまだ「ニュジ旋風」は吹き止まぬ予感! 2023年のK-POPシーンを語るのに欠かせない存在となった彼女たち、なぜ多くの人が“気になってしまうのか”、“語りたくなってしまうのか”、その理由について考えてみました。
【前回の記事「何かと話題の新K-POPグループ『NewJeans』入門編」(#24)はこちら】
長年K-POPを追っている人は意外と冷静!?
編集担当・矢野(以下、矢野):少し時間がたってしまいましたが、「SUMMER SONIC 2023」はいかがでしたか? NewJeans、しっかり見られましたか?
K-POPゆりこ(以下、ゆりこ):しっかり堪能しました! 「Lollapalooza 2023」と同じ構成で来るか? と予想していたのですが曲順が違いましたし、生楽器のバンドと出てきたところは共通しつつも、アレンジが少し違ったように思います。そしてMCは全部日本語! それは驚きました。
矢野:ちゃんと日本向けに練られていたのですね。しっかり言葉もその土地に合わせてくるのはさすが。新しい風を吹かせつつ、これまでの先輩K-POPグループの伝統(?)も踏襲していると。サマソニで一層ファンが増えたことでしょうし、また日本にも来るんですよね?
ゆりこ:10月にも「Coke STUDIO SUPERPOP JAPAN 2023」で来日しますしね。年末には埼玉・ベルーナドームで「Music Bank Global Festival 2023」の開催が決定しまして、出演者ラインアップにNewJeansの名前がありました。まだまだ今年の下半期は日本で彼女たちを見るチャンスがありそうです。
矢野:勢いがすごい。ハマる人とそうでない人が混在しつつも、周りのK-POPや音楽に関心がある人たちが1度は話題にする存在。これまで韓国エンタメに親しんでこなかった層にも響いているように思います。
ゆりこ:これは最近、10年以上K-POPを追っている仕事仲間がふと漏らした言葉なのですが「古くからのK-POPペン(※ペンは韓国語で「ファン」の意)でNewJeansにどハマりしてる人、意外に少なくないですか?」って。それでいうと私は“例外”になっちゃうものの、そういう傾向も否定できないなと思いました。周りを見渡すと昔から一緒に東方神起やBIGBANGを追っていた仲間はNewJeansには案外冷静(笑)。
矢野:それはつまり、NewJeansの曲が「従来のK-POPっぽくないから」ってことなんですかね。もはや「K-POPとは」っていう定義がめちゃくちゃ難しくなっていますが……。