【ラー博】京都のイメージを覆す「新福菜館」の黒いラーメン&ヤキメシが21年ぶりに復活!

新横浜ラーメン博物館の「あの銘店をもう一度“銘店シリーズ”」第19弾として、京都「新福菜館」が2023年7月18日~8月7日まで出店。濃口醬油味系のラーメンと黒い「ヤキメシ」が21年ぶりに!

実は京都のラーメンは「濃い」「こってり」

京都には三大ラーメンといわれるスタイルが存在します。代表的な系統と店舗は次の通り。※( )内は創業年。

1.濃口醬油味系……新福菜館(1938年)、第一旭(1956年)他
2.背脂こってり醤油系……ますたに(1958年)、ほそかわ(1985年)
3.鶏こってり白湯系……天下一品(1971年)、天々有(1971年)

いずれも「京都=和食、あっさり」のイメージとは真逆。京都のラーメンは全国でも屈指の濃厚さを誇り、濃口&こってりなのです。

新福菜館のラーメンは「濃口醬油味系」

新福菜館「中華そば」

新福菜館のラーメンは「濃口醬油味系」で「黒いスープ」が特徴です。スープは鶏ガラを主体に豚の旨みをうまく調合したもの。タレは創業から使用している京都の老舗醤油製造所「五光醤油」の熟成濃口醤油をベースに豚の旨みを加えてあります。

近藤製麺の中太のストレート麺

麺は、近藤製麺の中太のストレート麺。実はこの麺、創業者の徐さんが、当時うどんを製造していた近藤製麺に指導して完成したもの。この特注麺は近藤製麺の一子相伝の技術で、新福菜館でしか味わえません。

具は、丼の表面を覆うチャーシューとネギ。創業時からこのスタイルを貫いています。1日に80kg近く使用するというチャーシューは「白身」と「赤身」がバランスよく配置されています。


>黒い「ヤキメシ」の秘密
 

Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

編集部が選ぶおすすめ記事

注目の連載

  • ヒナタカの雑食系映画論

    2025年の「日本アニメ映画ベスト10」を作ってみた。大好評を受けてクリスマス上映も決まった1位を見て!

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    「まるでペットのようだったのに…」Suicaペンギン卒業で始まるロス。リュック、Tシャツ…愛用者の嘆き

  • 海外から眺めてみたら! 不思議大国ジャパン

    「空の絶対権威」には逆らえない!? JALの機長飲酒問題に思う、日本はなぜ「酔い」に甘いのか

  • 世界を知れば日本が見える

    【解説】参政党躍進に“ロシア系bot”疑惑、証拠なく“自民党の情報操作”との見方も