10周年のメルカリ、ユーザー層や取引される商品はどう変化した? 変わらず人気なのは……

サービス開始から10年を迎えたメルカリが、10年の歩みを振り返るインフォグラフィックスを公開しました。

サービス開始から10年。メルカリはどう変わったのか(画像出典:メルカリのプレスリリース、以下同)

サービス開始10周年を迎えたメルカリが、10年の歩みを振り返るインフォグラフィックスを公開しました。10年前と2022年を比較すると、面白いデータが出ています。この10年間で、メルカリユーザーの動きにどのような変化があったのでしょうか。
 

ユーザー層の変化:年齢層が広くなった

メルカリのユーザー層は10~20代、50代以上が増えた

メルカリがリリースされた2013年は、30代のユーザーが最も多く全体の47%を占めていました。10〜20代も25%ですから、30代以下で考えると、72%になります。40代や50代以上の割合は少なく、特に50代以上は8%にとどまっていました。
 

それが10年経過すると、50代の割合が23%と、15%も増えているのです。新型コロナウイルス対策で在宅時間が長くなったこと、断捨離や生前整理などの片付けをする人が増えたことも要因と考えられます。
 

さらに10〜20代の割合が36%に増えていますから、この10年でメルカリユーザーの年齢層が厚くなったといえそうです。
 

カテゴリシェアの変化:レディースアイテムからエンタメ系に

カテゴリシェアは、レディースアイテムからエンタメ・ホビーに

2014年のカテゴリでは、レディースアイテムが最も多く出品されていました。これは30代のユーザーが多かったことも関係しているのでしょう。2023年になると、エンタメ・ホビー系がシェアを伸ばしています。新型コロナウイルスの影響で在宅時間が増えたので、家の中で遊べる物が人気となったからです。
 

レディースアイテムはシェアが半分になっていますが、それでも18%と2番目に多いカテゴリです。メンズと合わせると34%なので、ファッションアイテム全般を考えると、大きなシェアになることが分かります。
 

>人気ブランドはどう変化した?
 

Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

編集部が選ぶおすすめ記事

注目の連載

  • 「港区女子」というビジネスキャリア

    深刻な男女賃金格差から「港区活動」を“就職先”にする危険性。港区女子になれなかった女子大生の末路

  • ヒナタカの雑食系映画論

    草なぎ剛主演映画『碁盤斬り』が最高傑作になった7つの理由。『孤狼の血』白石和彌監督との好相性

  • 世界を知れば日本が見える

    もはや「素晴らしいニッポン」は建前か。インバウンド急拡大の今、外国人に聞いた「日本の嫌いなところ」

  • 海外から眺めてみたら! 不思議大国ジャパン

    外国人観光客向け「二重価格」は海外にも存在するが……在欧日本人が経験した「三重価格」の塩対応